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屋根補修は自分でできる?DIYの費用と安全な補修方法

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屋根補修は自分でできる?DIYの費用と安全な補修方法

この記事を書いた人

KJリードコラム編集部

KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。

外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。

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【結論】屋根補修の応急処置なら自分でもできるが、高所作業は危険

悩む女性

屋根にひび割れを見つけた。自分で直せないかな?

悩む男性

業者に頼むと高いから、DIYで節約したい

結論から言うと、地上から届く範囲の応急処置程度なら自分でもできますが、高さ2m以上の作業はプロに任せた方が安全です。

この記事では、 自分でできる補修vsプロに任せるべき補修などをメインにどう言うときにプロに依頼すべきかを解説します。

この記事でわかること
  • 自分でできる屋根補修の方法(防水テープ、コーキング等)
  • 必要な道具と費用
  • DIYで対応できる症状 vs プロに任せるべき症状
  • 実際のDIY失敗事例と修復費用

自分でできる屋根補修とプロに任せるべき補修は?

→スクロールできます

症状DIY可否理由費用目安
雨どいの落ち葉掃除(1階のみ)可能地上から届く範囲なら安全無料〜数千円
小さなひび割れのコーキング(地上)可能低所なら安全2,000〜5,000円
軒天の応急的な仮補修(小範囲)△ 条件付き脚立で届く範囲のみ3,000〜10,000円
棟板金の釘浮き× NG高所+専門知識必要3万〜10万円
屋根のひび割れ× NG転落リスク大5万〜20万円
天井のシミ× NG雨漏り原因の特定が必須10万〜50万円
瓦のズレ× NG下地確認が必須5万〜30万円

高さ2m以上の作業は安全対策が必須なため、プロに依頼してください
※2m未満であっても、屋根材の種類や足場状況によっては重大な事故につながるため、少しでも不安がある場合は無理に作業せずプロに相談してください。

屋根の劣化症状については下記のコラムで解説しています。

自分でできる屋根補修の方法3選

1. 防水テープで応急処置(地上から届く範囲のみ)

用途

小さな穴・ひび割れの一時的な補修

必要な道具

  • 防水テープ(アルミタイプ推奨):500〜1,500円
  • ハサミ
  • 雑巾(汚れを拭き取る用)

手順

  1. 補修箇所の汚れを拭き取る
  2. 防水テープをひび割れより大きめにカット
  3. 空気が入らないように貼る
  4. 端をしっかり密着させる
注意点
  • あくまで応急処置(1〜3ヶ月程度)
  • 高所作業は絶対にしない
  • 早めに業者に本格的な補修を依頼

2. コーキング材で隙間を埋める(低所のみ)

用途

小さなひび割れ・隙間の補修

必要な道具

  • 変成シリコン系コーキング剤:500〜1,500円
  • コーキングガン:1,000〜3,000円
  • プライマー(下地材):500〜1,000円
  • マスキングテープ
  • ヘラ

手順

  1. 補修箇所の汚れ・古いコーキングを除去
  2. プライマーを塗布(密着性を高める)
  3. マスキングテープで周辺を保護
  4. コーキング材を隙間に充填
  5. ヘラで平らにならす
  6. マスキングテープを剥がす
注意点
  • 排水溝を塞がない(逆に雨水が溜まる)
  • 高所作業は絶対にしない
  • コーキングで補修すると雨水の逃げ道を塞いで雨漏りが悪化するケースもあるため、不安な場合はプロに相談

3. 雨どいの掃除(1階部分のみ)

用途

落ち葉・ゴミの除去

必要な道具

  • 軍手
  • ゴミ袋
  • ホース(水で流す用)

手順

  1. 雨どい内の落ち葉を手で取り除く
  2. ホースで水を流して残りを洗浄
  3. 排水口の詰まりを確認
注意点
  • 2階の雨どいは転落リスク大(業者に依頼)
  • 脚立を使う場合は必ず2人で作業

自分で屋根補修をする際に必要な道具は?

基本的な道具

  • 防水テープ(アルミタイプ)
  • コーキングガン
  • 変成シリコン系コーキング剤
  • プライマー
  • マスキングテープ
  • ヘラ
  • 軍手
  • 雑巾

自分で用意してはいけない道具

  • 高所作業用の安全帯・足場
  • 屋根に登るためのはしご → これらが必要な作業は必ずプロに依頼

なぜ屋根補修を自分でやってはいけない?5つの理由

1. 転落事故のリスク(労働安全衛生法でも規制)

労働安全衛生法では、高さ2メートル以上の箇所で作業を行う場合、作業床の設置や墜落制止用器具の使用が義務付けられています

一般住宅の屋根の高さは平均7〜9m程度あり、専門業者でも厳格な安全対策が必要な高所作業です。

厚生労働省の「令和5年 労働災害発生状況」によると、休業4日以上の死傷災害の中で「墜落・転落」による負傷者が約20,700人発生しています。
また、死亡災害では「墜落・転落」による死亡者が約200人発生しており、労働災害全体
に占める割合も大きい傾向です。
出典:令和5年の労働災害発生状況を公表|厚生労働省

2. 屋根材を破損させるリスク

スレート屋根は体重をかけると割れやすく、踏み方を誤ると一気に複数枚が破損します。

瓦屋根も、踏む場所を間違えると瓦がズレたり割れたりして、かえって雨漏りの原因になるため注意が必要です。

3. 防水処理の失敗で雨漏りが悪化

知識がないままコーキングで補修すると、雨水の逃げ道を塞いでしまい、内部に浸水して雨漏りが悪化するケースが多くあります。

屋根の防水は「水を逃がす構造」が重要で、単純に隙間を埋めれば良いわけではありません。

4. 火災保険が使えなくなる

DIY補修の跡があると、「施工不良」と判断され、火災保険の対象外になる可能性が高くなります。

台風被害で保険申請する際、DIY補修が原因で保険が下りないケースも報告されています。

5. 結局プロに頼むことになり、費用が2倍に

DIY失敗 → プロが補修 → 元の補修費 + DIY失敗の修復費用

という流れで、最初からプロに頼むより高額になるケースが少なくありません。

【実例】DIY失敗事例と修復費用

当社にご相談いただいたお客様の中には、DIY補修が原因で状況が悪化してしまったケースも少なくありません。 以下は、実際にご相談いただいた事例の一部です。

事例1:コーキングで補修したら雨漏りが悪化

【before】

  • 屋根のひび割れを発見
  • ホームセンターでコーキング材を購入
  • 自分で隙間を埋めた

【after】

  • 雨水の逃げ道を塞いでしまい、内部に浸水
  • 野地板が腐食
  • 結果:葺き替え工事が必要に

事例2:はしごから転落して骨折

【before】

  • 2階の屋根の様子を見ようとはしごをかけた
  • 安全帯なしで登った

【after】

  • はしごが滑って転落
  • 腰椎骨折で3ヶ月入院

事例3:スレート屋根を踏み割った

【before】

  • アンテナの調整のため屋根に登った
  • スレート屋根の強度を知らなかった

【after】

  • 体重をかけた部分のスレートが5枚割れた
  • 修復費用:30万円

自分でできる屋根まわりの補修3選

1. 地上からの目視チェック

チェックする内容:

  • 色褪せ
  • 明らかな破損
  • 屋根材のズレ

方法: 双眼鏡で屋根を観察し、異常があればプロに相談

2. 雨どいの落ち葉掃除(1階部分のみ)

方法: 脚立を使う場合は必ず2人で作業

注意: 2階の雨どいはプロに依頼

3. 軒天の簡易掃除

方法: 手が届く範囲のみ、ほうきで軽く掃除

注意: 剥がれや穴がある場合は触らずにプロに相談

【重要】屋根補修を業者に頼む場合の費用相場

補修内容費用相場(30坪)
部分補修(棟板金の釘打ち直し)3万〜10万円
屋根塗装工事40万〜80万円
屋根カバー工法80万〜150万円
屋根葺き替え工事120万〜250万円

※実際の費用は、屋根形状・劣化範囲・足場条件によって前後します。正確な金額は現地調査でのみ判断可能です。

屋根補修のDIYでよくある質問

ホームセンターで買った塗料で屋根塗装できますか?

できません。屋根塗装は下地処理・下塗り・中塗り・上塗りの工程が必須で、専門知識がないと数年で塗膜が剥がれます。

YouTubeを見て勉強すれば自分でできますか?

動画で見るのと実際にやるのは全く違います。
特に高所作業は命に関わるため、絶対にプロに任せてください。

業者に頼むと高いので、部分的にDIYできませんか?

高さ2m以上の作業は労働安全衛生法でも危険作業に分類されています。
費用を抑えたい場合は、複数業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

火災保険でDIY補修した屋根は補償されますか

DIY補修の痕跡がある場合、「施工不良」と判断され、火災保険の対象外になる可能性が高いです。

まとめ:応急処置はDIY、本格補修はプロに任せよう

屋根補修は、低所で簡単な応急処置なら自分でもできますが、

  • 高所作業(2m以上)
  • 専門知識が必要な補修

は、必ずプロに任せましょう。

「数万円の節約」のために、

  • 命の危険
  • 数百万円の修理費

を背負うのは、本末転倒です。

まずは無料点検でプロに相談することをおすすめします。

▶︎ プロによる無料の屋根点検はこちらから

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