外壁塗装の色選びで失敗する理由とは?後悔しないための判断ポイント
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KJリードコラム編集部
KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。
外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。
なぜ外壁塗装の色選びで失敗したと感じる人が多いのか?
「外壁塗装で色選びに失敗した人の67%が『汚れが目立つ』と後悔しています。※
※当社調査:2023年1月〜2025年12月に再塗装をご依頼いただいた103件のお客様アンケート(回収率92%)に基づく
100万円近い費用をかけたのに、わずか3年で『やり直したい』と感じる方も少なくありません。
この記事では、外壁塗装の色選びで本当に多い失敗パターンと、プロが実践する後悔しない選び方を解説します。
外壁塗装の色選びで失敗しやすい3つの理由
【落とし穴1】色見本と実際の壁では、まったく違う色に見える(面積効果)
最も多い後悔の原因が「面積効果」です。
これは、同じ色でも面積が変わると見え方が変わる視覚現象のことです。

暗い色は、面積が大きくなるとより暗く見えます。

明るい色は、面積が大きくなるとより明るく見えます。
この大きさによる違いにより、「当初のイメージと違った」となりやすく、後悔している人が多くいるのです。
- 名刺サイズの色見本で「これくらいのベージュがいい」と選ぶ
- 実際に外壁に塗ると、想像の2~3倍明るく見えた
- 「落ち着いたベージュ」のつもりが「まぶしいクリーム色」に見えてしまう
この現象は明るい色ほど顕著で、暗い色は逆に「重たすぎる」印象になりがちです。
小さな色見本だけで判断すると、イメージとズレが生じます。
A4サイズ以上の色見本を、実際の外壁に当てて確認することが必須です。
【落とし穴2】時間帯・天候で色がガラリと変わる
外壁の色は、見る時間帯や天候によって驚くほど印象が変わります。
- 晴天の昼間:明るく鮮やか、色が一番はっきり見える
- 朝・夕方:オレンジがかって見え、温かみのある印象に
- 曇りの日:色がくすんで暗く見え、思ったより地味な印象
- 西日が当たる時:艶のある塗料だと反射して眩しく、安っぽく見えることも
室内の照明下で色を選んでも、屋外の自然光では全く違って見えます。
色見本は必ず屋外で、複数の時間帯・天候で確認しましょう。
【落とし穴3】10年後の色褪せ・汚れをイメージできない
色を選ぶとき、多くの人が「塗りたての美しい状態」のみ想像すると思います。
しかし、外壁は何年も使い続けるものです。
- 真っ白を選ぶ → 3年後には雨だれの黒ずみが目立ち、薄汚れた印象に
- 鮮やかな赤・青を選ぶ → 5年後には色褪せて、まだら模様のように
- 濃い黒を選ぶ → 花粉・ホコリが白く目立ち、こまめな洗浄が必要に
特に川越・坂戸・鶴ヶ島エリアは夏の紫外線が強く、色褪せが進みやすい地域です。
紫外線に弱い原色系(赤・黄・青)は5~7年で劣化が目立ち始めてしまうため避けた方が無難です。
外壁塗装の色選びで失敗する人の実態
外壁塗装に関する各種アンケート調査によると、色選びで後悔する理由の上位は「汚れが目立つ」「イメージと違う」「色あせが早い」といった内容が挙げられています。
特に「汚れが目立つ」という後悔は全体の半数以上を占めることが多く、色選びの最重要ポイントと言えます。
外壁塗装業界では、色に関する相談や不満はとても多いです。
主な原因は「面積効果による見え方の違い」と「思っていたより汚れが目立った」という2点です。
こうした「色選び」に関する後悔は、外壁塗装全体の失敗理由の中でも特に多い傾向があります。
実際に、「外壁塗装をやらなきゃ良かった…」と感じてしまう理由については、下記のコラムで詳しく解説しています。
外壁塗装の色選びで本当に多い失敗例ランキング
ここでは、過去に他社で外壁塗装を行ったものの、再度の塗り替えについて当社へご相談いただいた事例の中から、約100件のデータを分析した結果をご紹介します。
※2023年1月〜2025年12月に当社で再塗装をご依頼いただいた103件のお客様アンケート結果(回収率92%)
【第1位】汚れが目立つ
真っ白や濃い色(黒・紺)は汚れが非常に目立ちます。
特に雨だれ、土埃、排気ガスによる黒ずみが顕著です。
真っ白な外壁に憧れて塗装したものの、わずか2〜3年で雨だれ跡が目立ち始め、5年目には全体が薄汚れた印象になってしまい当社へご相談いただきました。
このような場合、10年を待たず再塗装を検討することになります。
【第2位】イメージと違う
面積効果により、小さな色見本と実際の大きな外壁では色の見え方が大きく変わります。
明るい色は見本より2トーン明るく、暗い色は2トーン暗く見えるのが一般的です。
また、天候・時間帯・光の当たり方で印象が劇的に変化します。
落ち着いたベージュを選んだつもりが、実際に塗装すると予想以上に明るく「クリーム色に近い」印象になってしまった。
近隣との調和を重視する場合、このようなイメージのギャップは大きな後悔につながります。
【第3位】経年変化(色褪せ・日焼け)を想定しきれなかった
原因:赤・黄色・青などの原色系は紫外線による色褪せが早く、5~7年で著しく劣化します。
特に南面・西面は日射が強く、色褪せの進行が加速します。
個性を出したいと鮮やかな赤茶色を選択した場合、施工直後は満足でも、4~5年後には南面が顕著に色褪せし、まだら模様のような見た目になってしまった。
このような経年変化は、塗料の性能だけでなく、地域の日射条件や立地環境によっても大きく左右されます。
そのため、色の特性とあわせて「この地域でどう変化しやすいか」を把握している、地域密着の業者に相談することが重要です。
【第4位】街並み・近隣から浮く / トラブル
自分の家だけ奇抜な色にすると、地域の景観を損ねる場合があります。
また、隣家との色の対比が強すぎると、近隣トラブルに発展することもあるため注意が必要です。
【第5位】サイディングボードのベタ塗りで安っぽくなった
原因:サイディングボードの凹凸や模様を活かさず、単色でベタ塗りすると、元のデザイン性が失われ、のっぺりとした安っぽい印象になります。
【第6位】西日焼け・艶ありすぎ
原因:艶あり塗料を選ぶと、西日が当たる時間帯に反射して眩しく、ギラギラとした印象に。近隣から「眩しい」と苦情が来るケースもあります。
【第7位】色の組み合わせ失敗(ツートン割合ミス)
原因:ツートンカラーの配色割合を誤ると、バランスが悪く不安定な印象に。
理想は6:4または7:3の黄金比率です。特に真逆のカラーで5:5の比率だとバランスが悪く見えることもあります。
外壁塗装の色選びは難しい?
こうした失敗例を見て、「色選びって難しそう」「自分では判断できない」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実際、色選びで後悔されるケースの多くは、「知識がなかった」ことよりも、「不安や迷いを十分に相談できなかった」ことが原因です。
色は一度塗ると簡単には変えられません。
だからこそ、「一緒に考えてくれる業者かどうか」は、価格や塗料の種類以上に重要な判断基準になります。
業者の選び方については下記のコラムにて解説しています。
外壁塗装で最もおすすめの色は?
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| 色 | 汚れの目立ちにくさ | 色褪せリスク | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| グレー系 | ★★★★★ | 低い | ★★★★★ |
| ベージュ系 | ★★★★☆ | 低い | ★★★★★ |
| ブラウン系 | ★★★★☆ | 低い | ★★★★☆ |
| オフホワイト | ★★★☆☆ | 中程度 | ★★★☆☆ |
| 真っ白 | ★☆☆☆☆ | 中程度 | ★☆☆☆☆ |
| 真っ黒 | ★☆☆☆☆ | 低い | ★☆☆☆☆ |
| 原色(赤・青・黄) | ★★☆☆☆ | 非常に高い | ★☆☆☆☆ |
【第1位】グレー系
メリット:
- 汚れが最も目立たない万能カラー
- モダンで洗練された印象を与える
- どんな屋根色・サッシとも相性が良い
- 経年変化しても目立ちにくい
デメリット:
- 無難すぎて個性が出にくい
- 暗めのグレーは圧迫感を与えることも
【第2位】ベージュ・クリーム系
メリット:
- 温かみがあり親しみやすい
- 汚れが目立ちにくい中間色
- 和風・洋風どちらの家にも合う
- 近年の遮熱塗料と相性が良く、省エネ効果が期待できる
デメリット:
- 明るすぎると面積効果でクリーム色に見える
- 人気が高く、周りと似た色になりやすい
【第3位】ブラウン・オフホワイト
メリット:
- ブラウンは落ち着いた高級感がある
- オフホワイトは真っ白より汚れが目立たず、明るい印象
- 自然素材との相性が良い
デメリット:
- ブラウンは濃すぎると重い印象に
- オフホワイトは面積効果で想像以上に明るく見える
【避けたい色】
- 真っ黒:熱を吸収しやすく、ホコリ・花粉が目立つ
- 真っ白:雨だれ・汚れが非常に目立ち、メンテナンス頻度が高い
- 派手な原色(赤・黄・青):色褪せが早く、5年で劣化が目立つ。近隣から浮きやすい
外壁塗装の色選びで失敗しないためには?プロが教える7つの対策
1. A4以上の大きめ色見本を屋外・複数天候で確認
小さな色見本(名刺サイズ)ではなく、A4サイズ以上の大きな色見本を用意してもらいましょう。
それを実際の外壁に当てて、晴天・曇天・朝・昼・夕方と、さまざまな条件下で確認することが重要です。
光の当たり方で色の見え方は大きく変わります。
2. カラーシミュレーション活用(注意点あり)
最近はパソコンやタブレットで外壁の色をシミュレーションできるサービスが増えています。
ただし、ディスプレイの色設定や明るさによって実際の仕上がりと見え方に差が出ることもあるため、あくまで参考資料のひとつとして考えることが大切です。
最終決定前には必ず実物の色見本で確認しましょう。
KJリードでは、ご契約後にカラーシミュレーションを用いながら、色の組み合わせや全体のバランスを確認するお手伝いをしています。
お客様のイメージやご要望をもとに、複数パターンを見比べながら検討できるため、完成後のイメージ違いを減らすことにつながります。
3. 近所の似た色実例を見る(地元散策推奨)
近所を散歩しながら、「この色いいな」と思う家をチェックしましょう。
実際の住宅での経年変化や汚れ具合も観察できます。
業者に「この家と同じような色にしたい」と伝えれば、より具体的な提案がもらえます。
4. 汚れが目立たない色優先(グレー・ベージュ系)
迷ったら汚れが目立たない中間色を選びましょう。
グレー系(チャコールグレー、ライトグレー)、ベージュ系、ブラウン系は汚れが最も目立ちにくく、経年変化にも強い色です。
真っ白や真っ黒は避けるのが無難です。
5. 使用色は2~3色以内に抑える(ツートン割合6:4~7:3)
色を多用すると統一感が失われます。基本は1色、個性を出したい場合でもツートンカラー(2色)までに留めましょう。ツートンの場合、メインカラー60~70%、アクセントカラー30~40%の黄金比率がバランス良く見えます。
6. サッシ・屋根・ドアとの相性確認
外壁だけでなく、既存のサッシ(窓枠)の色、屋根の色、玄関ドアの色との相性も重要です。
全体のバランスを考えず外壁だけ決めると、ちぐはぐな印象になります。
業者に全体の調和を確認してもらいましょう。
7. トップコート
色選びの工夫に加えて、塗装後の美観をできるだけ長く保ちたい場合には、トップコートという選択肢もあります。
トップコートは、外壁塗装の基本工程に必ず必要なものではありませんが、塗膜表面を保護することで、汚れの付着や雨だれを抑え、結果として色の印象をきれいに保ちやすくする効果が期待できます。
ただし、すべての建物・すべてのケースに必要なものではなく、立地環境や使用する塗料との相性を見て判断することが重要です。
トップコートの役割や必要性については、下記のコラムで詳しく解説しています。
川越・鶴ヶ島・坂戸で色選びする際の地元特有ポイント
夏の強い紫外線→色褪せしやすい派手色はNG
川越・坂戸・鶴ヶ島エリアは、夏場は日差しの影響を受けやすく、紫外線による外壁の劣化が進みやすい地域です。
紫外線による色褪せが進みやすいため、赤・黄色・青などの原色系は避けた方が無難です。
特に南面・西面は日射量が多く、5~7年程度で色褪せが顕著になるケースもあります。
川越の蔵造り風エリアとのマッチング
川越市は「小江戸」として知られ、蔵造りの街並みが観光名所です。
蔵造りエリアやその周辺では、歴史的景観との調和が求められます。
黒・茶・ベージュなどの和風に合う落ち着いた色が推奨され、派手な色は景観を損ねるため避けるのが無難です。
色選び失敗リスク診断チェックリスト
以下の質問に「Yes」「No」で答えて、あなたの失敗リスクを診断しましょう。
- A4サイズ以上の色見本を屋外で確認しましたか?
- 複数の天候(晴天・曇天)で色の見え方を確認しましたか?
- 異なる時間帯(朝・昼・夕)で色をチェックしましたか?
- 汚れが目立たない中間色(グレー・ベージュ系)を優先していますか?
- 近所で似た色の実例を実際に見に行きましたか?
- サッシ・屋根・ドアとの色の相性を確認しましたか?
- ツヤ加減(艶なし/3分艶など)を検討しましたか?
【診断結果】
- Yes 6〜7個:失敗リスク極小。そのまま進めてOK!
- Yes 4~5個:まずまず。実物条件での見え方を最終確認を。
- Yes 2~3個:やや不安。プロに相談して再検討を。
- Yes 0~1個:高リスク!今すぐ業者に色の相談を依頼しましょう。
もし失敗してしまったら?後悔した後の対処法
再塗装の可能性・費用相場・期間
色選びで失敗してしまった場合、最も確実な解決策は再塗装です。
ただし、塗装直後の再塗装は塗膜の密着性に影響するため、最低でも1~2年は待つ必要があります。
費用相場は建物の大きさにもよりますが、一般的な30坪の住宅で80~120万円程度。
工期は10~14日間です。
部分塗り直しという選択肢
「全面やり直すほどではない」「気になる部分だけ何とかしたい」という場合には、部分的な塗り直しという選択肢もあります。
たとえば、
- 1階部分だけ色を変えて印象を落ち着かせる
- 雨だれや汚れが目立ちやすい北面・西面のみ塗り直す
- 日焼けが進んだ面だけを再塗装する
といった方法で、費用を抑えつつ見た目の不満を軽減できるケースも少なくありません。
ただし、部分塗り直しは「色の差」「艶の差」が出やすいため、建物の状態や元の塗料との相性を見極めたうえで判断することが重要です。
そのため、自己判断で決めるのではなく、現地を見たうえで「本当に部分補修で対応できるか」を確認してくれる業者に相談することをおすすめします。
外壁塗装の色選びでよくある質問
外壁塗装で最も失敗しやすい色は何ですか?
真っ白と真っ黒が最も失敗しやすい色です。
真っ白は雨だれや土埃が2〜3年で目立ち始め、真っ黒は花粉やホコリが白く浮き出ます。どちらも5〜7年でメンテナンスが必要になるケースが多いです。
色見本と実際の壁で色が違って見えるのはなぜですか?
これは「面積効果」という視覚現象です。
同じ色でも面積が大きくなると、明るい色は2トーン明るく、暗い色は2トーン暗く見えます。A4サイズ以上の色見本を屋外で、複数の天候・時間帯で確認することが必須です。
汚れが最も目立たない外壁の色は?
グレー系とベージュ系が最も汚れが目立ちにくい色です。
土埃や雨だれと色が同化しやすく、10〜15年間きれいな状態を保ちやすい特徴があります。
まとめ:失敗ゼロの色選びで理想の家を実現しよう
外壁塗装の色選びで失敗しないための3つの鉄則
- A4サイズ以上の色見本を屋外で、晴天・曇天・朝・昼・夕方の複数条件で確認する
- 汚れが目立たない色を最優先する
- ツートンカラーは6:4または7:3の黄金比率を守る
外壁塗装の色選びは、10年以上付き合っていく住まいの印象を左右する重要な判断です。
各種調査や実際のご相談事例からも分かるように、
- 汚れが想像以上に目立ってしまった
- 思っていたイメージと仕上がりが違った
- 数年で色褪せや劣化が気になり始めた
といった後悔は、決して珍しいものではありません。
しかし、今回ご紹介した「面積効果への理解」「屋外での色確認」「周辺環境を踏まえた配色」「経年変化を見据えた色選び」といったポイントを押さえることで、色選びの失敗リスクは大きく減らすことができます。
そして何より大切なのは、色を「決めさせる業者」ではなく、色選びに「最後まで寄り添ってくれる業者」を選ぶこと。
色選びは、カタログやシミュレーションだけで完結するものではありません。
住まいの立地や周囲の街並み、将来の暮らしまで考えながら、一緒に悩み、整理してくれる存在がいるかどうかが、満足度を大きく左右します。
大切なお住まいの外壁塗装が、「やってよかった」と心から思える工事になることを願っています。
外壁塗装の色選びで迷っている方へ
「この色で本当に大丈夫かな?」
「汚れや色褪せは目立たない?」
「周囲の家と浮かないか不安…」
そんな色選びの不安がある方は、一度プロに相談してみるのもひとつの選択肢です。
KJリードでは、無理に色を決めることはせず、お住まいの立地や周辺環境、ご希望を踏まえながら、後悔しにくい色選びを一緒に整理するお手伝いを行っています。
まずは情報収集の一環としてでも構いません。お気軽にご相談ください。
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