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スレート屋根の割れは放置NG!放置リスクと修理方法を徹底解説

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スレート屋根の割れは放置NG!放置リスクと修理方法を徹底解説

この記事を書いた人

KJリードコラム編集部

KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。

外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。

屋根をふと見たときに「もしかして割れているかも…?」と気づくと、不安に感じますよね。
ただ実際には、「すぐ修理すべきなのか、それとも様子を見ても大丈夫なのか」と判断に迷う方がほとんどだと思います。

結論から言うと、スレート屋根の割れは基本的に放置はおすすめできません。
ただし、すべてが緊急というわけではなく、状態によっては様子を見られるケースもあります。

この記事では、放置してもよいケースと今すぐ対応すべきケースの違いを、わかりやすく解説していきます。

屋根のスレートの割れは基本は放置NG

スレートは防水性能を持つ屋根材ではなく、下にある防水シートによって雨水の侵入を防いでいます。

そのため割れた状態を放置すると徐々に内部に水が入りやすくなり、見えない部分の劣化が進行します。

短期的には問題なくても、長期的には雨漏りや下地腐食につながる可能性があるため、基本的には早めの対応が必要です。

すぐに対応が必要なケース

以下の状態は放置すると被害が広がる可能性が高いため、早急な点検・修理を検討すべきです。

  • スレートが完全に割れている(貫通している)
  • 複数箇所に割れが広がっている
  • スレートが欠けている、落ちている
  • 雨漏りや天井のシミがある

このような状態は、すでに防水機能に影響が出ている可能性が高いです。

屋根のスレートが割れる原因とは?よくある3つの理由

屋根のスレートが割れる原因は1つではなく、複数の要因が重なって発生するケースがほとんどです。

「突然割れた」と感じる場合でも実際には時間をかけて劣化が進んでいた可能性が高く、気づいたときには表面化している状態です。

ここでは、スレート屋根が割れる主な原因をわかりやすく解説します。

【経年劣化】屋根のスレート割れで最も多い原因

スレート屋根の割れで最も多いのが、経年劣化によるものです。

スレートはセメントを主成分とした屋根材で、水分を少しずつ吸収しながら年月とともに強度が低下していきます。

特に以下のような状態は、劣化が進んでいるサインです。

  • 築10年以上が経過している
  • 屋根の色あせやコケが目立つ
  • 表面に細かいヒビが増えている

この状態を放置すると、ある日突然「パキッ」と割れることも珍しくありません。

【飛来物や衝撃】台風・強風で屋根のスレートが割れるケース

台風や強風によって飛んできた物が屋根に当たり、スレートが割れるケースも多く見られます。

見た目ではわかりにくいこともありますが、実際には以下のような原因で発生しています。

  • 近隣の屋根材や木の枝が飛んできた
  • 雹(ひょう)や落下物が当たった
  • 強風で物がぶつかった

特に、次のような環境ではリスクが高くなります。

  • 周囲に木や建物が多い
  • 風の通り道になっている地域
  • 台風後に異音や違和感があった

台風のあとに気づいた割れは、このケースである可能性が高いです。

また、このような台風や強風による破損は、火災保険が適用される可能性があります
修理費用を自己負担せずに済むケースもあるため、該当しそうな場合は一度確認しておくのがおすすめです。

火災保険の適用条件や申請方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

【温度変化による劣化】屋根は日々ダメージを受けている

スレート屋根は毎日、温度変化によるダメージを受けています。

昼間は太陽の熱で膨張し、夜は冷えて収縮するという動きを繰り返しており、この負荷が長年積み重なることで内部にひずみが蓄積されます。

その結果、以下のような状態につながります。

  • 目に見えない細かなヒビが増える
  • 強度が低下する
  • 衝撃に弱くなる

つまり、「ちょっとしたきっかけ」で割れてしまう状態になっているということです。

屋根のスレートの割れを放置するとどうなる?

劣化している屋根材

「少しの割れなら大丈夫」と思っていませんか?
実は放置するほど被害が広がり、最終的な修理費用は初期の数十倍になることもあります。

① 雨水が屋根の内部に侵入する

スレートに割れが生じると、本来は表面で弾かれるはずの雨水が隙間から入り込みます。
1枚の割れでも、強風や横雨のたびに水が押し込まれ、防水性能は少しずつ失われていきます。

② 防水シートの劣化が進む

屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)は、常時の浸水を想定した設計ではありません。
雨水にさらされ続けることで劣化・破損が進み、やがて野地板や構造材にまで水が届くようになります。

防水シートが劣化すると、3つのダメージが同時並行で進みます

① 野地板・構造材の腐食

水が直接、屋根の下地である野地板に触れ続けると腐食が始まります。
さらに垂木や梁(はり)といった構造材にまで及ぶと、屋根全体の強度が失われ、葺き替え工事が避けられなくなります。

葺き替え工事については下記のコラムで解説しています。

② 断熱材の吸水・性能低下

濡れた断熱材は本来の性能をほぼ発揮できなくなります。
夏は暑く、冬は寒い家になり、光熱費が上がり続けるという二次被害が長期間続きます。

③ 室内への漏水・カビの発生

天井シミやクロスの浮きが出てきた段階では、天井裏にはすでにカビや腐朽が広がっていることが多いです。
カビの胞子は健康被害(アレルギー・喘息など)の原因にもなります。

③ 室内に雨漏りが発生する

次のような症状が出ていたら、すでに雨漏りが始まっているサインです。

  • 天井にシミや黄ばみがある
  • 壁クロスが浮いたり、はがれてきた
  • 室内がなんとなく湿っぽい

これらの症状は「結果」であり、屋根内部ではすでに広範囲の損傷が起きていることがほとんどです。

ポイント

スレートの割れ → 雨水侵入 → 防水シート劣化 → 雨漏り → 高額修繕、という流れは一本道です。どこかの段階で止めることが、お住まいと家計を守る最短ルートです。

屋根のスレート割れの判断基準【修理が必要か見極める】

スレートの割れを発見したとき、「これはすぐ直すべき?それとも様子見でいい?」と迷う方は多いです。

状態によって対処法は大きく変わるので、以下の3段階で確認してみてください。

軽度:すぐに工事は不要、ただし定期チェックを

幅0.3mm以下の細いヒビが1〜2枚程度あり、欠けやズレがない状態です。
防水シートまで影響が及んでいる可能性は低く、しばらく様子を見ることができます。

ただし放置したまま忘れてしまうのは禁物で、半年に一度は状態を確認することをおすすめします。

中度:早めの部分補修を検討すべき状態

複数枚に割れが広がっている、または欠けが見られる状態です。
雨水が侵入しやすくなっており、放置するほど防水シートへのダメージが蓄積されます。

全面工事にはまだ至らないケースが多いですが、コーキング補修や部分的な張り替えを早めに依頼することで費用を抑えられます

重度:カバー工法か葺き替えが必要な可能性大

広範囲に割れや落下が見られる、または天井シミなど室内に症状が出ている状態です。
この段階では下地(野地板)まで傷んでいることが多く、部分補修では対応しきれません。

カバー工法か葺き替え工事を前提に、早急に専門業者へ相談してください。

「見た目は大丈夫そう」でも油断は禁物です。
スレートの下がどうなっているかは、屋根に上がって直接確認しないとわかりません。

自分で屋根に上ることは大変危険なので、気になる症状があれば専門業者の無料点検を活用するのが最も確実です。

屋根のスレート割れの修理方法

屋根葺き替え工事の防水シートの敷設の様子(鶴ヶ島市)

スレート屋根の修理方法は一つではありません。

割れの範囲や築年数によって最適な方法が変わるので、それぞれの特徴を知っておくと業者との打ち合わせがスムーズになります。

部分補修(コーキング):ヒビが小さいうちの応急処置

細かいヒビ割れに対して、コーキング材(防水充填剤)を埋め込む方法です。
費用が安く工期も短いのが利点ですが、根本的な解決にはならないため数年後に再補修が必要になることがあります。

あくまで「時間を稼ぐ」対処と理解しておくのが重要です。

差し替え:割れた枚数が少ない場合の最適解

割れたスレートだけを新しい材料に交換する方法で、コストと効果のバランスが最も良い修理方法です。

周囲の状態が良ければ、この方法だけで長期間問題なく使い続けられます。

塗装:屋根全体の防水性をまとめてリセット

スレート全体の表面が劣化してきた段階で行います。

ただし塗装だけでは割れそのものは直らないため、コーキングや差し替えと組み合わせて行うのが一般的です。

カバー工法・葺き替え:劣化が進んだ屋根の根本解決

次のいずれかに当てはまる場合は、大規模な工事を検討する段階です。

  • 割れが広範囲に広がっている
  • 築20年以上で全体的な劣化が進んでいる
  • すでに雨漏りが発生している

カバー工法は既存の屋根材の上から新しい屋根をかぶせる方法で、撤去費用がかからない分コストを抑えられます

一方、葺き替えはすべて撤去して下地から新しくする方法で、野地板まで傷んでいる場合はこちらが必要になります。
どちらが適切かは専門業者の診断を受けてから判断してください。

カバー工法と葺き替え工事の違いについては下記のコラムにて解説しています。

施工事例|川越市・Y様邸の屋根カバー工法

実際にどのような工事になるのか、当社のカバー工法の施工事例をご紹介します。

カバー工法施工前の様子

屋根カバー工法前の屋根様子(川越市)

カバー工法施工後の様子

屋根カバー工法施工後の様子(川越市)

こちらは川越市のお客様で、スレート屋根全体の劣化は進んでいたものの下地(野地板)の状態はまだ良好だったため、撤去不要のカバー工法を選択しました。

スレート屋根全体の劣化が進んでいたものの下地の状態は良好だったため、撤去不要のカバー工法を選択。
葺き替えより費用・工期を抑えながら、防水性と耐久性を根本から改善しました。
既存屋根の上から防水シートを敷設し横暖ルーフSを張り付け、棟板金・貫板も新設。屋根が二重構造になることで断熱性・防音性も向上しています。

施工前後の写真や工程の詳細は、施工事例ページからご確認いただけます。

まとめ

屋根のスレートが割れている場合、軽度であればすぐに大きな問題にはなりませんが、多くの場合は放置することで劣化が進行します。

今回のポイントをまとめると以下の通りです。

  • スレートの割れは基本的に放置NG
  • 判断基準は「範囲」と「深さ」
  • 早期対応で修理費用を抑えられる
  • DIYは危険なので業者に相談が安全

屋根は普段見えない場所だからこそ、気づいたときの対応が重要です。

少しでも不安がある場合は、早めに状態を確認することをおすすめします。

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