雨漏りの原因がわからない時の対処法完全ガイド|プロが教える原因特定の手順
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KJリードコラム編集部
KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。
外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。
雨漏りの症状があるのに原因がわからず、不安を感じていませんか?
天井のシミや壁の変色、窓まわりの水滴など、目に見える異変があっても「どこから水が入っているのか」が特定できないケースは決して珍しくありません。
この記事では、雨漏り対応の現場経験をもとに、次のポイントを整理して解説します。
- なぜ雨漏りの原因は特定しにくいのか
- 原因として考えられる代表的な箇所
- ご自身でできる原因の切り分け方法
- 専門家に相談すべきタイミング
- 原因不明のまま放置した場合に起こり得るリスク
雨漏りの原因がわからない場合でも、考え方と整理の手順を知ることで、適切な次の行動が見えてきます。
雨漏りの原因がわからないのはなぜ?特定が難しい理由
雨漏りが発生すると、「すぐに原因が分かるはず」と思われがちですが、実際には原因特定が難しいケースのほうが多いのが実情です。
まず多いのが、水の侵入口と症状が出ている場所が一致しないケースです。
雨水は屋根や外壁の内部を伝って移動するため、侵入口から離れた場所にシミや水滴として現れることがあります。
また、すべての雨で症状が出るわけではなく、風の強い雨や大雨、台風など特定の条件が重なった時だけ雨漏りが起こる場合もあります。
こうした「条件付きの雨漏り」は再現性が低く、原因を絞り込みにくくなります。
さらに、築年数が経過した住宅では、屋根・外壁・防水層などが同時期に劣化していることもあり、単一の原因ではなく複数の要因が重なって雨漏りが起きているケースも少なくありません。
雨漏りの原因がわからない時に疑うべき箇所
原因がわからない時ほど、まずは「よくある箇所」を押さえるのが近道です。
ここでは、雨漏りの原因として代表的な部位を整理します。
屋根まわり
雨漏りの原因として最も多いのが屋根まわりです。
棟板金の浮きや釘の緩み、屋根材の割れやズレ、防水シート(ルーフィング)の劣化などが代表例です。
屋根材自体が無事に見えても、内部の防水層が傷んでいると雨漏りが発生することがあります。外から見ただけでは判断が難しい部分です。
外壁
外壁のひび割れやシーリングの劣化、外壁材の反りや浮きなども、雨水侵入の原因になります。
外壁内部を水が伝うため、症状が別の場所に出やすく、原因特定が難しい部位の一つです。
窓・サッシまわり
「雨と風が強い時だけ濡れる」という場合は、窓やサッシまわりが原因になっていることが多く見られます。
サッシと外壁の取り合い部分や、防水処理の劣化が関係しているケースです。
ベランダ・バルコニー
防水層の劣化や排水口の詰まり、笠木(かさぎ)部分の隙間などが原因で、雨漏りにつながることがあります。
排水不良が起きると、水が想定外の方向へ流れ込み、建物内部に浸入する場合があります。
天窓(トップライト)
天窓は構造上、雨仕舞いが難しく、施工精度や経年劣化の影響を受けやすい部分です。
雨漏りではない可能性もある
水が出ているからといって、必ずしも雨漏りとは限りません。
ここを取り違えると、対策がズレてしまいます。
結露による水滴の場合、雨の有無に関係なく発生し、換気や除湿で改善することがあります。
窓まわりや北側の部屋、押し入れ付近などは特に起こりやすいです。
また、雨と無関係に水が出る場合は、給排水管からの漏水が原因である可能性も考えられます。
水回りの近くで発生している、雨の日以外にも濡れる、といった場合は注意が必要です。
台風や暴風雨の時だけ一時的に水が入るケースもありますが、再発する可能性があるため「一度だけだから大丈夫」とは言い切れません。
雨漏りの原因がわからない時に自分でできる確認方法
雨漏りの原因を正確に特定することは難しくても、「状況を整理して原因候補を絞る」ことは可能です。ここで整理した情報は、プロに相談する際にもそのまま役立ちます。
- どのような雨で発生したのか(雨量・風の強さ)
- どの場所に症状が出たのか(天井・壁・窓まわり・床など)
- どの階で起きているのか(1階/2階など)
- シミや水の量が変化しているか(広がっている/増えている等)
あわせて、可能であれば記録を残しておくと安心です。
- シミの写真(全体がわかる写真と、境目が見えるアップ)
- 雨の日の動画(ポタポタ落ちる様子がある場合)
- 発生日時と天候のメモ(「風が強かった」「大雨だった」などでも十分です)
こうした情報があると、原因の切り分けがスムーズになり、調査も短時間で進むことがあります。
雨漏りの原因がわからないまま放置するとどうなる?起こり得るリスク
雨漏りの怖さは、見えない部分で劣化が進行してしまう点にあります。
防水層や下地材が傷み、湿気が続くとカビの原因にもなり、住環境に影響が出ることがあります。
特に「原因がはっきりしない状態が続いている」「同じ症状が繰り返し出る」という場合は、症状が軽そうに見えても一度点検を検討する判断が現実的です。
早めに現状を把握することで、結果的に被害を最小限に抑えられることも多いです。
雨漏りの原因がわからない時の応急処置
室内で水を受け止めたり、家具や家電を移動したりすることは有効な応急対応です。
床が濡れている場合は、タオルや防水シートなどで二次被害を抑えることもできます。
一方で、次のような対応は避けることをおすすめします。
- コーキング材で安易に塞ぐ(原因の特定を難しくすることがあります)
- 室内側だけを補修する(根本原因とズレるケースがあります)
- 屋根に上る(転落などの危険があるため安全優先です)
応急処置は「直す」よりも「被害を広げない」ことを優先していただくのが安心です。
よくある質問
雨漏りの原因がわからないまま様子見しても大丈夫ですか?
症状が小さく見えても、建物内部で劣化が進んでいる可能性があります。
同じ症状が繰り返し出る場合は、早めに点検を受けることをおすすめします。
雨の日だけ発生する雨漏りは軽症ですか?
一概に軽症とは言えません。
特定の条件でのみ発生する雨漏りは、構造的な問題や防水層の劣化が隠れている場合があります。
自分で雨漏りの原因を特定することはできますか?
状況整理は可能ですが、侵入口と症状の場所が異なるケースが多いため、正確な特定には専門的な調査が必要な場合が多いです。
まとめ|雨漏りの原因がわからない時こそ、早めの確認が安心です
雨漏りの原因がわからない状態は、決して珍しいことではありません。
雨水は建物内部を移動するため、侵入口と症状の場所が一致しないケースが多く、目視だけで原因を判断するのは難しいのが実情です。
ご自身でできることは、発生条件や症状の場所を整理し、写真やメモとして残しておくところまでです。
それ以上の判断を無理に進めるより、必要に応じてプロの点検で現状を整理することで、無駄な工事や被害の拡大を防ぎやすくなります。
雨漏りの原因がわからない場合は、プロに相談して状況整理するのがおすすめです
「どこから水が入っているのかわからない」
「一度落ち着いたように見えるけれど、また再発しそうで不安」
このような場合は、無理に自己判断を続けるより、プロの点検で現状を整理するほうが安心につながります。
雨漏りは、原因がわからない状態が長引くほど被害が広がることがあります。まずは現状確認から、一歩進めてみてください。
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