外壁塗装でやらなきゃ良かったと後悔する理由とは?実際に多い失敗と防ぐ方法
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KJリードコラム編集部
KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。
外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。
「外壁塗装、やらなきゃ良かったかも…」
「そもそも、今やる必要はあったんだろうか?」
外壁塗装について調べていると、こうした声を目にすることがあります。
実際、口コミや体験談を見ていくと、「工事そのものが失敗だった」というよりも、判断のタイミングや内容に、あとから疑問が残ったというケースが少なくありません。
この記事では、外壁塗装で後悔につながりやすい代表的な考え方を整理しながら、後悔しないために知っておきたいポイントを、プロの視点で解説していきます。
外壁塗装をやらなきゃ良かったと後悔する3つの理由
① 仕上がりの色がイメージと全く違った
「色見本では綺麗だったのに、壁一面に塗ったらイメージと違った…」というのは、現場で最も多いトラブルの一つです。
外壁の色は、
- 室内で見るか
- 屋外で見るか
- 小さな見本か、壁一面か
によって、印象が大きく変わります。
特に注意したいのが「面積効果」で、同じ色でも面積が大きくなるほど、明るく・薄く・派手に見えやすくなる現象です。
- 必ずA4サイズ以上の板見本を使う
- 屋外で、太陽光の下・日陰の両方で確認する
② 施工不良(手抜き)が数年後に発覚した
塗装直後は綺麗だったのに、2〜3年で塗膜が剥がれたり、膨れたりするケースも少なくありません。
この多くは、
- 高圧洗浄が不十分
- 下地処理(ケレン・補修)の省略
- 塗料の希釈しすぎ
といった見えない工程での不備が原因です。
塗装工事は、完成直後よりも数年後に差が出る工事。
そのため、「今は問題なさそう」だけで判断すると、後悔につながりやすくなります。
- 下塗り・中塗り・上塗り、それぞれの工程写真を提出してもらう
③ 近隣トラブルに発展した
「挨拶がなかった」「足場の設置で車に傷がついた」「塗料の匂いで洗濯物が干せない」など、周囲への配慮不足による精神的な後悔です。
- 工事前に近隣挨拶を行ってくれるか確認する
- 工事中の連絡窓口が明確になっているか
- 万が一のトラブル時の対応方針を事前に聞いておく
外壁塗装で後悔しないための業者選びのポイントは、下記のコラムで詳しく解説しています。
外壁塗装をやらずに後悔する人も?劣化を放置して後悔するケース
一方で、「やらなきゃ良かった」ではなく、「やっておけば良かった」と後悔するケースも確実に存在します。
ここで大事なのは、「10年だから危ない」「20年だから手遅れ」という話ではありません。
あくまで一般論として、放置期間が長いほど塗装だけでは済まない工事に近づく、という理解が現実的です。
築10年経つと起こりやすい外壁の劣化症状

- 色あせが目立つ
- 壁を触ると粉がつく(チョーキング)
- 防水性が落ち始める
この段階の多くは、適切な下地処理と塗装で保護性能を回復できますが、すでにクラックやコーキング劣化が進んでいる場合は、補修を前提に考える必要があります。
築20年放置するとリスクが上がりやすい

- ひび割れ(クラック)が増える
- コーキング(シーリング)が硬化・ひび割れ・肉やせする
- 雨水が入りやすくなる
この状態では、塗装だけではなく、補修の比重が大きくなることが増えます(結果的に費用も上がりやすいです)。
築30年放置は外壁塗装では済まない可能性が高くなる

- 外壁材そのものの反り・欠け・浮き
- 雨漏りや内部への浸水
- 構造材や断熱材への影響
ここまで進むと、塗装で見た目を整えても根本解決にならず、外壁材の補修・張り替えなどを検討するケースが出てきます。
ただし、これも「必ずそうなる」ではなく、外壁材・施工履歴・立地条件で差が出ます。
外壁塗装は意味ないと感じる人が見落としがちな本当の役割
外壁塗装は「見た目をきれいにする工事」と思われがちですが、それは役割の一部にすぎません。
外壁塗装の本当の目的
塗膜には、雨水の侵入を抑え、紫外線や熱などから建材を保護し、劣化を抑える働きがあります。
つまり外壁塗装は、家そのものを守るためのメンテナンスです。
意味がないと感じるケースの多くは、
- 「必要な工事だったのに、施工品質が悪かった」
- 「まだ不要なのに、焦って工事をしてしまった」
のどちらかに寄っています。
外壁塗装をしないことで起こる代表的な劣化症状
外壁塗装を長期間行わないと、次のような症状が現れます。
- 色あせ
- チョーキング(壁を触ると粉がつく)
- ひび割れ
- 塗膜の剥がれ
- コケ・藻・カビの発生
ただし、これらの症状がある=今すぐ全面塗装が必要とは限りません。症状の原因が「塗膜の劣化」なのか、「外壁材や下地の問題」なのかで、最適な対応は変わります。
外壁の劣化症状については下記のコラムにて詳しく解説しています。
外壁塗装の正しいタイミングとは?
塗料の種類ごとの耐用年数(一般的な目安)
塗料の耐用年数は、環境(紫外線・雨風)や施工条件で変動します。
一般的な目安としては、外壁の場合おおむね次のレンジが多いです。
- アクリル:約5〜7年
- ウレタン:約7〜10年
- シリコン:約10〜14(〜15)年
- フッ素:約12〜20年(製品差が大きい)
- 無機:約15〜20年(製品差が大きい)
「年数=絶対」ではなく、現状の劣化サインを優先して判断するのが安全です。
現場で重視する「判断材料」
- 日当たりや風通し(方角・周辺環境)
- 雨掛かりの強さ(ベランダ下・出隅・北面など)
- 外壁材の種類(サイディング/モルタルなど)
- シーリングの状態(ひび割れ・肉やせ・剥離)
- 以前の施工内容(塗料グレード/工法/補修有無)
築年数やネット情報だけで判断せず、実際の状態を見ることが一番確実です。
外壁塗装で後悔しないためのチェックポイント
相見積もりは金額より施工内容
相見積もりは大切ですが、見るべきは「安いかどうか」より、工事内容が具体的に書かれているかです。
同じ金額でも、下地処理や補修の前提が違えば、耐久性に差が出ます。
「一式見積もり」は中身を確認する
外壁塗装の見積もりについて調べていると、「一式見積もりは危険」「一式と書く業者は信用できない」といった記事を目にすることがあります。
確かに、一式表記ばかりで内容が分からない見積もりには注意が必要ですが、「一式=すべて悪い業者」というわけではありません。
実際の現場では、
- 補修箇所が細かく多い
- 建物の形状が複雑
- 作業内容が現場状況によって変わる
といった理由から、一部の工程を「一式」でまとめた方が、かえってわかりやすいケースもあります。
大切なのは、「その中身をきちんと説明してもらえるかどうか」。
一式表記であっても、「何の作業が含まれているのか」「どこまで対応するのか」を丁寧に説明してくれる業者であれば、過度に不安になる必要はありません。
逆に、説明を求めても曖昧なまま話を進めようとする場合は、注意が必要です。
色選びは屋外で、大きめのサンプルで確認する
小さな色見本だけで決めると、仕上がりに違和感が出やすくなります。
屋外で見え方が変わるのは珍しいことではありません。
大きめのサンプルを外で確認し、時間帯や天候でも見ておくと失敗が減ります。
コーキングは塗装と同じくらい重要

外壁がサイディングの場合、目地のシーリングが劣化すると雨水の侵入口になりやすくなります。
耐用年数は一般に5〜10年程度が目安とされ、材料によって差があります。
塗装と同時に「打ち替え/増し打ち」をどうするかは、状態を見て判断します。
プロが教える今は塗装しなくていい家の見分け方
外壁の状態を一つずつ見ていくと、まだ塗装が不要なケースも少なくありません。
ここでは、現場でよく確認する代表的な判断ポイントを紹介します。
壁を触っても白い粉(チョーキング)がつかない
外壁を手で軽く触ったときに、白い粉がつかない場合、塗膜の表面がまだ分解されておらず、防水機能が一定程度保たれている状態と考えられます。
チョーキングは、紫外線などによって塗料の樹脂が劣化し、防水性が落ち始めたサインです。
逆に言えば、粉が出ていない状態であれば、急いで塗装する必要性は低いと言えます。
外壁のひび割れが0.3mm以下(シャープペンの芯が入らない)
外壁に細いひび割れが見られても、幅が0.3mm以下であれば、多くの場合は乾燥や温度変化によるヘアークラックの範囲です。
この段階では、雨水が内部まで入り込むリスクは低く、経過観察や部分的な補修で対応できるケースも少なくありません。
ただし、
- 幅が広がってきている
- 縦方向に長く伸びている
といった場合は、将来的に注意が必要なため、定期的な点検はおすすめします。
外壁にカビ・コケがついているだけの場合
外壁の北側や日陰部分に、カビやコケが発生していると「もう塗装しないとダメなのでは?」と不安になる方も多いですが、汚れ=即塗装が必要とは限りません。
カビやコケは、湿気や日当たりの影響で表面に付着することが多く、外壁材自体が大きく傷んでいなければ、バイオ洗浄や高圧洗浄だけで改善するケースもあります。
見た目だけで判断せず、「塗膜の防水性がどこまで落ちているか」を確認することが重要です。
築5年未満の住宅
築5年未満の住宅であれば、特殊な立地条件(強い塩害・豪雪地域・施工不良など)がない限り、全面的な外壁塗装は基本的に早すぎると考えられます。
新築時の塗膜は、まだ耐久性が十分に残っていることが多く、この時期に塗装をしても費用に見合った効果を得にくい場合があります。
「早めにやれば安心」という考え方が、必ずしも合理的とは限らない点は知っておいて損はありません。
後悔しない外壁塗装のために、業者選びで大切な考え方
状態によっては「今は塗装しなくていい」と伝えてくれる業者かどうかも、重要な判断ポイントです。
劣化が軽度で今すぐ塗装が不要な場合は、その旨を正直に伝えてくれる業者がいいでしょう。
外壁塗装はやることが正解ではなく、必要なタイミングで、必要な工事を選ぶことが正解だからです。
KJリードでも「今はやらなくていい」と判断できるケースは、正直にお伝えしています。
まとめ|外壁塗装の後悔を防ぐカギは「判断」と「業者選び」
外壁塗装で後悔しないためには、しっかりとした業者選びと、「今、本当に必要な工事なのか」を見極める判断が欠かせません。
外壁塗装は、「やる・やらない」の二択ではありません。
今の外壁の状態を正しく知り、その状態に合った工事内容を整理し、お住まいの状況や不安にきちんと寄り添ってくれる業者を選ぶことが何より大切です。
最後に
「うちの外壁、本当に今塗り替えるべき?」そう感じたら、まずは状態を知ることから始めてみてください。
KJリードでは、塗装が必要な場合はもちろん、「まだやらなくていい」「今回は部分補修で十分」といった判断も含めて、現状を正直にお伝えしています。
納得できる判断材料をそろえた上で、ゆっくり検討していただければ大丈夫です
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