屋根カバー工法とは?費用だけで決めると後悔する理由をプロが解説
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KJリードコラム編集部
KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。
外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。
屋根リフォームを検討し始めると、「屋根カバー工法」という言葉をよく目にするようになります。
工期が短く、費用も抑えられると紹介されることが多いため、「とりあえずカバー工法でいいのでは?」と考える方も少なくありません。
しかし実際には、費用や相場だけで屋根カバー工法を選んでしまい、後悔するケースも多く存在します。
屋根の状態や建物の条件によっては、カバー工法が向いていない場合もあるため注意が必要です。
この記事では、
- 屋根カバー工法とはどんな工法なのか
- 費用・相場の目安
- 後悔しやすい失敗例
- 向いている家・向いていない家の判断基準
を、屋根工事を熟知したプロの視点で分かりやすく解説します。
屋根カバー工法とは?

屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい防水シート(ルーフィング)と屋根材を重ねて施工する工法です。
「重ね葺き」と呼ばれることもあります。
屋根カバー工法の基本構造
- 既存屋根の上に防水シートを新設
- その上から新しい屋根材(主にガルバリウム鋼板など)を施工
屋根をすべて撤去する「葺き替え工法」と比べて、解体作業が少ないため、工期や廃材処分費を抑えやすい点が特徴です。
屋根カバー工法の費用・相場はいくら?
屋根カバー工法の費用相場(目安)
- 30坪住宅:約150万〜180万円前後
- 40坪住宅:約170万〜220万円前後
※屋根形状・屋根材・付帯工事の内容によって大きく変動します。
屋根カバー工法の費用に幅がある理由
屋根カバー工法の費用は、以下の要素によって上下します。
- 屋根面積・勾配
- 屋根の形状(切妻・寄棟・複雑形状など)
- 使用する屋根材(ガルバリウム鋼板の種類)
- 下地補修の有無
- 足場・換気棟・役物工事の有無
そのため、「◯◯万円でできる」といった一律の相場だけを見て判断するのは危険です。
費用・相場だけで決めると後悔する理由
① 下地が傷んでいるのに施工してしまった
屋根カバー工法は、下地が健全であることが前提の工法です。
既存屋根の下地が腐食・劣化している状態でカバー工法を行うと、数年後に雨漏りが再発する可能性があります。
② 「カバーできる」と言われたが、実際は不向きだった
業者によっては、状態確認が不十分なまま「カバー工法できます」と提案されるケースもあります。
本来は葺き替えが必要な状態だった場合、結果的にやり直し工事が必要になることも。
③ ガルバリウムなら安心だと思い込んだ
ガルバリウム鋼板は優れた屋根材ですが、すべての屋根に万能というわけではありません。
屋根勾配・断熱・遮音対策が不十分だと、結露や音の問題が起きることがあります。
屋根カバー工法が向いている家・向いていない家
屋根カバー工法が向いている家
- 既存屋根がスレート屋根
- 下地が比較的健全な状態
- 雨漏りが発生していない、または軽度
屋根カバー工法が向いていない家
- 既存屋根が瓦屋根
- 下地の腐食・劣化が進行している
- すでに雨漏りが繰り返し起きている
- 建物の構造上、荷重制限が厳しい
「できるかどうか」ではなく、「やって問題ないかどうか」が重要です。
屋根カバー工法で使われる屋根材の種類
ガルバリウム鋼板
- 軽量で耐久性が高い
- カバー工法で最も多く使用される屋根材
- 種類によって耐食性・価格に差あり
SGL鋼板(次世代ガルバリウム)
- ガルバリウムより耐久性が高い
- 沿岸部や劣化リスクが高い地域に向く
アスファルトシングル
- 軽量でデザイン性が高い
- 風や経年劣化に注意が必要
屋根カバー工法の工期・工事中の注意点
- 工期目安:約7日〜14日程度
- 足場設置が必要
- 雨天時は作業中断することがある
- 高圧洗浄は基本的に行わない(既存屋根を残すため)
屋根カバー工法を検討する際に必ず確認すべきポイント
- 下地の状態を写真付きで説明してくれるか
- 「できないケース」も正直に説明してくれるか
- 費用の内訳が明確か
- 将来的なメンテナンスについて説明があるか
まとめ|屋根カバー工法は「安さ」ではなく「適合性」で選ぶ
屋根カバー工法は、条件が合えば非常に有効な工法です。
しかし、費用や相場だけで選んでしまうと後悔につながる可能性があります。
大切なのは、
- 今の屋根状態
- 建物構造
- 将来のメンテナンス
を踏まえたうえで、本当にカバー工法が適しているかを見極めることです。
判断に迷った場合は、まず専門業者による点検・診断を受け、「カバー工法が最適かどうか」を確認することをおすすめします。
屋根カバー工法が本当に合っているか、まずは状態確認から
屋根カバー工法は、条件が合えば費用や工期の面でメリットの大きい工法です。
一方で、屋根の状態や建物条件によっては、別の工事方法が適しているケースもあります。
「カバー工法で大丈夫と言われたけれど、本当に問題ないのか不安」「まだ工事を決める段階ではないが、状態だけ知っておきたい」
そんな場合でも問題ありません。
KJリードでは、屋根の状態を確認したうえで
・カバー工法が適しているか
・注意すべき点はあるか
・他の選択肢が必要か
といった判断材料を整理するための点検・ご相談から対応しています。
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