屋根カバー工法とは?費用だけで決めると後悔する理由をプロが解説
屋根リフォームを検討し始めると、「屋根カバー工法」という言葉をよく目にするようになります。 工期が短く、費用も抑えられる…
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屋根リフォームを調べていると、「屋根カバー工法は後悔する」「やめたほうがいい」という声を目にすることがあります。
一方で、「やって良かった」「費用を抑えられた」という声が混在していて、「結局どっちが本当なの?」と迷ってしまいますよね。
実際にお問い合わせいただく中でも、過去に屋根カバー工法を行って、満足している人と後悔している人がはっきり分かれるのを感じます。
先にお伝えすると、屋根カバー工法は「悪い工事」ではありません。
ただ、家の状態に合っていないまま選んでしまうと、あとから後悔しやすい工事でもあります。
この記事では、リフォーム会社として実際に見てきた事例をもとに、
を、できるだけ分かりやすく整理します。
これを読んでおけば、屋根工事で大きく失敗する可能性はかなり減らせるはずです。

屋根カバー工法(重ね葺き)は、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせる工事です。
解体工事が少ない分、工期が短くなりやすく、屋根材の種類や状況によっては費用を抑えられることがあります。
ただし、カバー工法は「今の屋根の中身(下地や防水シート)が大きく傷んでいない」ことが前提になりやすい工法です。
表面だけ新しくしても、内部の劣化が進んでいれば、問題が後から表面化することがあります。
屋根カバー工法については下記の記事にて詳しく解説しています。
屋根カバー工法とは?費用だけで決めると後悔する理由をプロが解説
屋根リフォームを検討し始めると、「屋根カバー工法」という言葉をよく目にするようになります。 工期が短く、費用も抑えられる…
ここからは、実際に「後悔した」と言われやすいポイントを8つに整理します。
大切なのは、これらが「お客様のせい」という話ではないことです。
多くは、工事前の確認不足や説明不足のまま話が進み、「そんな前提があるとは知らなかった」という形で起きています。

屋根が二重になるため、重量は増えます。
軽量な金属屋根を使うケースでも、「どれくらい増えるのか」「建物条件として問題ないのか」を説明されないまま進むと、工事後に不安が残りやすくなります。
見た目は新しくなっても、内部の下地(野地板)や防水シートが劣化していれば、劣化の進行は止まりません。
築年数が進んでいる住宅や雨漏り歴がある住宅では、このパターンが起きやすいため注意が必要です。
カバー工法は、次回の屋根リフォーム時に「二重になった屋根を撤去する手間・処分」が増える可能性があります。
そのため、「今の費用」だけでなく「次回のメンテナンス」まで含めて考えないと、結果的に高くつくことがあります。
火災保険は、基本的に風災・雹災・雪災などの「事故」が原因の損害を対象とし、経年劣化は原則対象外です。
また、個別案件で判断されるため、「この工法なら必ず通る」という話ではありません。
保険を前提に検討される場合は、工事契約前の確認が重要です。
なお、火災保険が使えるかどうかは、工法ではなく「被害原因」と「発生時期」で判断される点も押さえておきたいポイントです。
屋根の施工方法や状態によっては、太陽光側の施工会社が「固定条件」や「保証条件」から設置を見送るケースがあります。
将来的に太陽光を検討している場合、屋根工事前に太陽光側にも確認しておくと判断がしやすくなります。
「二重になるから涼しくなる」という説明だけを頼りにすると、体感差が小さく、期待とズレることがあります。
断熱・遮熱の体感は、屋根材の種類、断熱材の有無、通気の考え方などで変わります。
カバー工法は板金処理や端部の納まりが仕上がりを左右します。
経験が浅い施工だと、見えにくい部分で差が出やすく、後から不具合につながることがあります。
非常に多いのがこのパターンです。
屋根材自体のメーカー保証はあっても、工事による雨漏り保証が短い、対象範囲が限定されている、条件が厳しく実質使いにくい、などが起きます。
「材料保証」と「工事保証」を分けて説明できるかどうかは、業者選びの重要な視点になります。

まず大前提として、どちらが正解という話ではありません。違いはシンプルに言うと「屋根をはがすか、はがさないか」です。
屋根カバー工法
今の屋根をはがさず、上から新しい屋根を重ねる方法です。
なので、工期が短くなりやすく、撤去や処分が少ない分コストも抑えやすいです。
ただし、屋根を全部めくらないので、屋根の中身(下地や防水シート)をしっかり直す工事には向きません。
「中身が元気な前提」で成立する工事です。
葺き替え
今の屋根をはがして、新しく作り直す方法です。
手間は増えやすいですが、その分、中身(下地・防水シート)の状態を見て、必要なら補修や交換ができます。
つまり「原因から直したい」「不安を根本から消したい」人向きです。
どちらが向いているかは、「今の屋根の中身を信じていいかどうか」で考えると、判断しやすくなります。
屋根カバー工法と葺き替え工事の違いについては下記の記事にて詳しく解説しています。
次に当てはまる場合は、カバー工法を慎重に検討する必要があります。
屋根カバー工法は、条件が合えばコストパフォーマンスが良く、短工期で屋根をきれいにできる工事です。
ただし、家の状態に合っていないまま進めると、数年後に葺き替えが必要になったり、将来的な費用が増えたりすることがあります。
後悔を防ぐ一番の近道は、「カバーができるか」ではなく、「この家でカバーを選んで問題ないか」を判断できる材料を揃えることです。
そして、その材料をきちんと出してくれる業者かどうかが、結果を大きく左右します。
「うちはカバー工法で本当に大丈夫なのか分からない」
「他社でカバー工法を勧められたけれど、不安が残る」
「今すぐ工事が必要かどうかから判断したい」
このような段階でも、まずは状況整理からで問題ありません。
屋根は見えない部分が多いからこそ、焦って決めず、納得できる材料を揃えたうえで判断していきましょう。
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