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【プロが教える】屋根劣化症状チェックリスト18選|緊急度・補修費用・火災保険の基礎知識

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屋根の劣化症状チェックリスト

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KJリードコラム編集部

KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。

外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。

悩む女性

屋根の汚れが目立ってきた

悩む男性

業者に屋根が傷んでいると言われた

このような不安を抱えていませんか?

特に、築10年以上経過している住宅では、見た目に異常がなくても屋根内部で劣化が進んでいるケースが少なくありません。

正直にお伝えすると、屋根の劣化を放置した場合、修理費用が数百万円規模になることもあります。
「まだ大丈夫」と思って放置した結果、点検時にはすでに塗装では対応できない状態になっているケースも少なくありません。

この記事では、プロの視点から「屋根劣化症状」の20項目をご紹介します。
セルフチェックの方法から、気になる補修費用、さらには火災保険が適用されるケースまで、分かりやすく解説します。

なぜ放置は危険?知っておくべき「屋根劣化症状」の基礎知識

屋根が毎日受けている影響のイラスト

屋根は365日、紫外線や雨風にさらされています。

一見「見た目の問題」に見える症状も、実は家全体の寿命を縮めるサインかもしれません。

屋根劣化症状を無視すると修理費が3倍になる理由

初期の劣化なら屋根塗装(数十万円)で済みますが、放置して下地の木材まで腐食すると屋根カバーや葺き替え工事(数百万円)が必要になります。

そのため屋根の劣化症状は早期発見が、家計を守る最大のポイントです。

屋根カバーや葺き替えについては下記の記事にて詳しく説明しています。

屋根劣化症状とは?経年劣化・施工不良・自然災害の違い

屋根の不具合は、すべてが「経年劣化」とは限りません。

・時間の経過による自然な劣化(経年劣化)
・施工直後から起きる不具合(施工不良)
・台風や雪などが原因の破損(自然災害)

原因によって、必要な対応や火災保険の可否が大きく変わります。
まずは「どの原因に当てはまるか」を切り分けることが重要です。

【完全版】自分で見つける「屋根劣化症状」チェックリスト18選

プロの点検でも指標となる、代表的な18の屋根劣化症状をまとめました。

屋根本体に見られる屋根劣化症状(7項目)

まずは、屋根材そのものの変化に注目しましょう。

※以下は、屋根点検時に実際によく見つかる代表的な屋根劣化症状を、緊急度別に整理した一覧です。

劣化症状見た目のサイン屋根の状態緊急度
色あせ色が薄くなり、ツヤがない塗膜の防水力が落ち始めている初期段階★(経過観察)
塗膜の剥がれ塗装がパリパリ剥がれている屋根材がむき出しになり、防水性が低下★★(早めに点検)
ひび割れ細い線状の割れが見える隙間から雨水が入りやすい状態★★(早めに点検)
欠け・割れ屋根材の一部が欠けている・割れている強度が落ち、破損が広がりやすい★★(早めに点検)
反り・浮き波打つように見える・浮いている変形が進行し、風の影響を受けやすい★★(早めに点検)
コケ・カビ・藻緑・黒っぽい汚れが付着常に湿気を含み、劣化が進みやすい★(経過観察)
赤サビ赤茶色のサビが出ている金属が腐食し、穴あきに進行する恐れ★★★(放置NG)

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建物周辺や付帯部に現れる、屋根トラブルのサイン(7項目)

屋根の「端」や「接合部」は特にトラブルが多い場所です。

※以下は、屋根点検時に実際によく見つかる代表的な屋根劣化症状を、緊急度別に整理した一覧です。

劣化症状見た目のサイン屋根の状態緊急度
棟板金の釘浮き釘の頭が浮いて見える・抜けかけている熱膨張や振動で固定力が弱まっている★★(早めに点検)
棟板金の浮き・隙間棟板金が波打つ・隙間が見える風の影響を受けやすく、飛散リスクが高い★★★(放置NG)
漆喰(しっくい)の崩れ白い漆喰が欠けて落ちている瓦を支える土台部分が劣化している★★(早めに点検)
雨どいの変形・外れ※雨どいが歪んでいる・外れている排水経路が正常に機能していない★★(早めに点検)
雨どいの泥溜まり※雨どい内部に土や砂が溜まっている劣化粉や土砂で排水が滞っている★(経過観察)
谷板金のサビ・穴あき谷部分にサビ・変色が見られる雨水が集中する箇所の防水性が低下★★★(放置NG)
天窓のパッキン劣化ゴムが硬い・ひび割れているシーリング材が寿命を迎えている★★(早めに点検)

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※雨どいは屋根本体ではありませんが、放置すると屋根トラブルにつながるため参考として掲載しています

室内・外回りで気づく屋根トラブルのサイン(4項目)

屋根を見なくても、家の中や下にSOSが出ていることがあります。

※以下は、屋根点検時に実際によく見つかる代表的な屋根劣化症状を、緊急度別に整理した一覧です。

劣化症状見た目のサイン屋根の状態緊急度
天井・壁のシミ天井や壁に茶色・黒っぽいシミが出ている内部で雨水の浸入が起きている可能性が高い★★★(放置NG)
壁紙(クロス)の浮きクロスが波打つ・浮いている湿気や水分が下地材まで回っている★★★(放置NG)
室内がカビ臭い換気してもカビ臭さが残る屋根裏や断熱材が湿気を含んでいる状態★★★(放置NG)
軒天(のきてん)の剥がれ軒裏の板がめくれる・垂れ下がる屋根裏側から湿気や水分の影響を受けている★★(早めに点検)

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※注意※

屋根の状態を確認する際、ご自身で屋根に登るのは非常に危険です。
転落事故や屋根材の破損につながる恐れがあるため、屋根の点検は必ず専門業者に依頼するようにしてください。

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屋根劣化症状の緊急度はどう判断する?放置NG・経過観察の分かれ目

屋根の劣化症状には、「すぐ工事が必要なもの」と「経過観察でよいもの」があります。

判断のポイントは以下の3つです。

・雨水の侵入口になっているか
・屋根材や板金が動いているか
・症状が一点ではなく複数箇所に出ているか

たとえば、色あせやコケは緊急性が低い一方、板金の浮き・サビ穴・室内のシミは放置NGです。

「見た目が軽そう」でも、内部で進行しているケースがあるため、自己判断せず一度点検を受けることが重要です。

屋根材別で見る特有の「屋根劣化症状」と注意点

屋根材の種類によって、注意すべきポイントが異なります。

スレート(コロニアル)の屋根劣化症状

スレート屋根

薄くて軽量なスレートは、「反り」と「ひび」が最大の敵です。

経年劣化や塗膜の防水性が落ちることで、雨水を吸収しやすくなり、乾燥と吸水を繰り返すうちに反りやひびが発生します。

反りによって屋根材の隙間が広がると、

  • 強風時に風を受けやすくなる
  • 台風や突風で屋根材が浮く・剥がれる

といったリスクが高まります。

スレート屋根は、見た目が大きく崩れていなくても内部では劣化が進んでいるケースが多いため、
早めの点検が重要です。

瓦屋根(日本瓦・セメント瓦)の屋根劣化症状

瓦屋根

瓦屋根は耐久性が高く、瓦そのものが割れにくいのが特徴です。
しかし、注意すべきなのは瓦ではなく、ズレと漆喰(しっくい)の劣化 です。

地震や強風、経年によって瓦が少しずつズレると、

  • 雨水の侵入口ができる
  • 下地の防水紙が傷みやすくなる

といったトラブルにつながります。

また、鬼瓦や棟部分に使われている漆喰は、時間とともに剥がれたり崩れたりします。

セルフチェックの際は、

  • 鬼瓦まわりの漆喰が落ちていないか
  • 棟部分に白い粉や欠けが見られないか

を確認してみてください。

瓦屋根は「瓦が割れていない=安心」ではなく、支えている部分の劣化に目を向けることが大切です。

金属屋根(トタン)の屋根劣化症状

トタン屋根

トタン屋根は、比較的安価で施工しやすい屋根材ですが、サビに弱いという明確な弱点があります。

塗膜が劣化すると、
・釘まわり
・重なり部分
・小さな傷
から赤サビが発生し、腐食が進行します。

この状態を放置すると、数年で板金に穴があき、雨漏りへ直結するケースも珍しくありません。

軽度のサビであれば塗装による延命が可能ですが、劣化が進んだトタン屋根の場合、塗装では根本的な解決にならず、屋根カバー工法や葺き替えが必要になります。

屋根材ごとの耐用年数と劣化症状が出やすい時期

屋根の劣化症状は、屋根材の種類と築年数によって出やすいタイミングが異なります。

・スレート屋根:10〜15年で防水性が低下しやすい
・トタン屋根:7〜12年でサビが出始めるケースが多い
・ガルバリウム鋼板:20〜30年と耐久性は高いが、傷やもらいサビには注意が必要

特に近年主流のガルバリウム鋼板は、適切な施工と定期点検を行うことで、長期間にメンテナンスフリーに近い状態を保つことができます。

判明した屋根劣化症状の対策と補修費用相場

症状に合わせて、適切な工事を選びましょう。

劣化レベル推奨される工事費用目安(30坪)
軽度部分補修・洗浄3万円〜10万円
中度屋根塗装工事40万円〜80万円
重度屋根カバー工法80万円〜150万円
致命的屋根葺き替え工事120万円〜250万円

※実際の費用は、屋根形状・劣化範囲・足場条件によって前後します。正確な金額は現地調査でのみ判断可能です。

屋根劣化症状の中で火災保険が使えるケース・使えないケース

よくある誤解ですが、「経年劣化」に火災保険は適用されません。

しかし、以下のような「自然災害」が原因で起きた症状なら、保険金で直せる可能性があります。

  • 強風・台風: 瓦のズレ、板金の飛散
  • 大雪・雹(ひょう): 雨どいの歪み、屋根材の凹み
注意!

「火災保険で無料で直せます」と勧誘し、代行手数料を請求する悪徳業者トラブルが増えています。
必ず信頼できる会社に相談してください。

まとめ

屋根の健康状態を知ることは、大切な家と家族を守る第一歩です。

今回ご紹介した20のチェックリストのうち、1つでも当てはまるものがあれば、まずは「点検」を検討してください。

点検を依頼する際は、以下の3点を伝えるとスムーズです。

  1. 気になる症状(例:コケ、ひび割れなど)
  2. その場所(例:2階の北側、雨どいなど)
  3. 気づいたきっかけ(例:台風の後、前回の塗装から10年など)

屋根に上るセルフチェックは、転落の危険があるため絶対におやめください。屋根の劣化症状の確認は必ずプロに依頼することをおすすめします。

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