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屋根塗装をしないとどうなる?放置するリスク・必要な時期・塗装が不要な屋根まで解説

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屋根塗装をしないとどうなる?放置するリスク・必要な時期・塗装が不要な屋根まで解説

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KJリードコラム編集部

KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。

外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。

屋根塗装は家の見た目を整えるためだけの工事ではなく、屋根材を紫外線や雨風から守り、劣化の進行を抑えるために行う重要なメンテナンスです。

とくにスレート屋根や金属屋根は、表面の塗膜が劣化すると防水性や保護機能が落ち、コケ・ひび割れ・サビ・雨漏りなどにつながることがあります。
化粧スレートは10〜15年程度を目安に点検や塗装メンテナンスが必要とされ、金属屋根も素材や製品によって差はあるものの、定期点検と適切な補修が推奨されています。

一方で、すべての屋根に塗装が必要なわけではありません。
たとえば粘土瓦や陶器瓦は、基本的に表面塗装によるメンテナンスを前提としない屋根材です。
つまり、「屋根塗装をしないとどうなるか」は、屋根材の種類や現在の劣化状況によって答えが変わります

この記事では、屋根塗装をしないとどうなるのか、放置によって起こりやすいリスク、塗装が必要なタイミング、塗装が不要な屋根までわかりやすく解説します。

目次 非表示

結論|屋根塗装をしないと防水性が低下し劣化が進むため修理が大きくなりやすい

屋根塗装をしないと、まず起こりやすいのは塗膜の劣化による保護機能の低下です。

塗膜が傷むと、屋根材の表面が紫外線や雨水の影響を受けやすくなり、色あせだけでなく、コケの発生、ひび割れ、サビなどの不具合が進みやすくなります。
スレートでは吸水やコケ、金属屋根では腐食リスクに注意が必要です。

さらに放置が進むと、屋根材だけでなく下地や板金まわりまで傷み、雨漏りや部分補修では済まない状態になることがあります。
本来なら塗装や軽微な補修で抑えられたはずの工事が、カバー工法や葺き替えのような大きな工事に発展しやすくなるのが、屋根塗装を先延ばしにする大きなデメリットです。

屋根塗装・カバー工法・葺き替え工事の違いや選び方については下記のコラムにて解説しています。

ただし全ての屋根に塗装が必要なわけではない

屋根塗装の必要性は屋根材によって異なります
粘土瓦や陶器瓦のように、材料自体が耐候性を持つ屋根は、基本的に再塗装不要とされています。

反対に、化粧スレートや一部の金属屋根は、表面保護の観点から定期的な点検や再塗装を検討するケースが多いです。

「塗装しない」と「メンテナンスしない」は同じではない

塗装が不要な屋根でも、点検まで不要という意味ではありません
瓦屋根でも、漆喰・棟・下地・固定部材の状態確認は必要ですし、金属屋根やスレート屋根は塗装以外に板金や下地の点検も重要です。

屋根メンテナンスは「塗るか塗らないか」だけで判断しないことが大切です。

屋根塗装の役割とは?見た目だけではなく屋根材を守るための工事

屋根塗装の主な役割は、屋根材表面を保護し劣化の進行を抑えることです。
とくにスレートや金属屋根では、塗膜が劣化すると素材そのものが外気や雨水の影響を受けやすくなります。

スレートでは吸水やコケ、金属では塗膜劣化後の腐食リスクが問題になりやすいです。

防水性・耐候性を保つ役割

屋根は毎日、紫外線・雨・風・熱の影響を受けている場所です。
塗膜が健全なうちは表面を保護できますが、劣化すると雨水をはじく力や紫外線から守る力が弱くなります
これが長期間続くと、屋根材自体の傷みが進みやすくなります。

屋根材の寿命を延ばす役割

屋根塗装を定期的に行う目的は、屋根材を新品同様に戻すことではなく、今ある屋根をできるだけ長く使うためです。
たとえば化粧スレートは、定期メンテナンスの中で再塗装や部分補修が想定されており、何もせず放置するよりも計画的に点検・補修したほうが長持ちしやすいと考えられます。

美観の維持も役割のひとつ

見た目の問題だけに思われがちですが、色あせや塗膜の傷みは、劣化サインとしても重要です。
外から見て退色や汚れが目立つ屋根は、保護機能も落ちている可能性があります。見た目の変化は、メンテナンス時期を考えるきっかけになります。

屋根塗装をしないとどうなる?最初に起こりやすい劣化症状

劣化した屋根

屋根塗装をしない場合、いきなり雨漏りするとは限りません。
多くは、見た目や表面の小さな変化から始まり、徐々に深刻化していきます。

色あせ・ツヤ引けが目立ってくる

最初に気づきやすいのが、屋根の色あせやツヤの消失です。

これは塗膜が紫外線などで劣化しているサインで、保護機能の低下が進んでいる可能性があります。
金属外装材でも紫外線による色あせは避けられず、立地によっては概ね10年を目安に再塗装が検討されています。

コケ・藻・カビが発生しやすくなる

スレート屋根などでは表面の防水性が落ちると、湿気を含みやすくなってコケや藻が発生しやすくなります。
とくに日当たりの悪い面や風通しの悪い環境では起こりやすく、見た目の悪化だけでなく、劣化の進行にもつながります。

ひび割れや欠けが起こりやすくなる

化粧スレートは軽量で普及している屋根材ですが、割れやすさには注意が必要です。
表面が傷んだ状態で長く使うと、素材への負担が増え、ひび割れや欠けが起こるリスクが高まります。

金属屋根ではサビのリスクが高まる

金属屋根は軽量で耐久性も高い一方、塗膜が傷んだまま放置すると傷や端部からサビが進む可能性があります。
ガルバリウム鋼板はトタンより錆びにくいとされていますが、メンテナンス不要という意味ではなく、点検や局所補修が前提です。

屋根塗装をしないで放置すると起こる深刻なリスク

初期症状をそのままにしておくと、屋根材の表面だけでは済まなくなることがあります。
ここからは、放置によって起こりやすい深刻なリスクを見ていきましょう。

雨漏りにつながる可能性がある

屋根塗装をしないこと自体が直接の雨漏り原因とは限らないですが、塗膜劣化を放置した結果屋根材や板金・下地の傷みが進み、雨水の浸入につながることは十分あります。

特にひび割れ、板金の浮き、固定部のゆるみなどが重なると、雨漏りリスクは高まります。

下地や構造部分まで傷むおそれがある

雨水の浸入が続くと、屋根材の下にある野地板や木部が傷み、さらに進むと住宅全体の耐久性にも悪影響を与えます。
台風被害の調査でも、経年劣化した屋根では下地の腐朽や金属部の腐食が被害要因として挙げられています。

強風時の被害が大きくなりやすい

劣化した屋根は、台風や強風のときに被害が出やすくなります。
棟板金の浮きや固定力の低下、屋根材本体の強度低下があると、飛散や破損のリスクが高まります。
特に古い屋根や傷みの進んだ屋根は注意が必要です。

修理費用が高額になりやすい

塗装で済むタイミングを逃すと、後から必要になる工事が大きくなる傾向があります。
部分補修や再塗装では対応できず、カバー工法や葺き替えが必要になると、工事範囲も費用も大きくなります。

カバー工法と葺き替え工事の違いについては下記のコラムで解説しています。

屋根塗装が必要な時期はいつ?目安年数と判断ポイント

屋根塗装の時期は、築何年だから必ず必要と決めつけられるものではありませんが、一般的な目安はあります。

一般的な目安は築10年〜15年前後

化粧スレートでは、10〜15年程度を目安に点検や塗装メンテナンスが必要とされる情報が複数見られます。
また、金属外装材も立地条件によっては概ね10年を目安に再塗装を検討するとされています。

年数だけでなく劣化症状でも判断する

同じ築年数でも、立地や日当たり、海沿いかどうか、周辺環境によって劣化速度は変わります。
メーカーも、地域・環境・使用条件によって劣化の進行状況は異なるとしており、年数だけで一律判断しないよう案内しています。

チェックしたい劣化サイン

色あせ、コケ、藻、ひび割れ、欠け、サビ、板金の浮きなどは、点検を考えるサインです。
これらが見えている場合は、見た目の問題だけでなく、保護機能が落ちている可能性があります。

自分で見えにくい場合は点検が大事

屋根は高所で見えにくく、地上からでは細かな劣化が分かりにくい場所です。
ただし無理に自分で確認しようとするのは危険です。

気になる症状があるなら専門業者に点検を依頼しましょう。

屋根塗装をしない方がいいケースとは?

屋根材が塗装不要の種類である場合

粘土瓦や陶器瓦は、再塗装を基本的に必要としない代表例です。
こうした屋根に対して見た目だけを理由に塗装を提案された場合は、本当に必要な工事か慎重に確認することが大切です。

劣化が進みすぎて塗装では対応できない場合

屋根材の傷みが大きい場合、表面だけ塗っても根本解決にならないことがあります。

ひび割れや下地の傷み、板金の不具合が強い場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えのほうが適切なケースがあります。

築年数が浅く、まだメンテナンス時期に達していない場合

築年数が浅く劣化症状も見られない場合は、すぐに塗装しなくてもよい可能性があります。
屋根材や製品仕様、環境によって判断は変わるので、「築年数が浅い段階で十分な確認を行わず契約する」より、まず現状確認が大切です。

屋根塗装ではなくカバー工法や葺き替えが必要になるのはどんなとき?

屋根カバー工法施工後の様子(川越市)

塗装で済むのは表面保護が有効な段階まで

塗装は屋根材の表面保護や美観回復には有効ですが、屋根材自体が大きく傷んでいる場合には限界があります。
つまり塗装は万能な工事ではなく、下地や素材の健全性が残っている段階でこそ意味がある工事です。

カバー工法が向くケース

既存屋根の上から新しい屋根材をかぶせるカバー工法は、既存屋根の撤去を抑えつつリフォームできる方法としてよく選ばれます。
とくにスレートから金属屋根への更新は多くの住宅で採用されている工法です。

カバー工法については下記のコラムで詳しく解説しています。

葺き替えが向くケース

下地まで傷んでいる場合や、既存屋根の状態が悪い場合は、屋根を撤去して新しくする葺き替えが必要になることがあります。
ここまで進むと工事負担は大きくなりやすいため、そうなる前の点検・判断が大切です。

屋根塗装を検討するときに失敗しないためのポイント

まずは自宅の屋根材を確認する

屋根塗装の要否は、屋根材でかなり変わります。
化粧スレート、金属屋根、粘土瓦では考え方が違うため、まずは自宅の屋根が何かを把握することが第一歩です。

「塗装が必要」と言われた理由を確認する

単に「年数が経っているから」だけではなく、どこにどんな劣化があり、なぜ塗装が必要なのか、または塗装ではなく別工事が必要なのかまで説明してもらうことが重要です。

お住まいの屋根に塗装工事が適しているかどうかは、屋根材の種類や劣化状況によって判断が異なります。

屋根全体を見て判断する

屋根工事では、屋根材だけでなく、棟板金、下地、固定部材など周辺部の状態も大切です。
表面だけきれいにしても、他の部分に不具合が残っていれば根本解決にならないことがあります。

不安をあおる営業トークだけで決めない

「今すぐ塗らないと危険」と極端に不安をあおる説明だけで契約するのは避けたいところです。

実際には、まだ塗装不要な屋根もあれば、逆に塗装では不十分な屋根もあります。
正しい判断には、屋根材・劣化症状・築年数・立地条件を総合的に見ることが大切です。

まとめ

屋根塗装をしないと、スレート屋根や金属屋根では塗膜の劣化が進み、コケ・ひび割れ・サビ・雨漏りなどにつながる可能性があります。
そのまま放置すると、塗装では済まず、カバー工法や葺き替えが必要になることもあります。

一方で、粘土瓦や陶器瓦のように、基本的に再塗装不要な屋根もあります。
そのため、「屋根塗装をしないとどうなる?」の答えは一律ではなく、自宅の屋根材が何か、今どんな劣化が起きているかで判断することが大切です。

大切なのは、見た目だけで判断せず、必要な時期に必要なメンテナンスを行うことです。
屋根の色あせやコケ、ひび割れなどが気になる場合は、早めに状態を確認しておくと安心です。

屋根の劣化が気になる方はお気軽にご相談ください

屋根は普段見えにくく、劣化に気づきにくい場所です。
「塗装が必要かどうかわからない」「屋根の状態を一度確認したい」など気になる点がある場合は、専門業者による点検を検討してみましょう。

早めに状態を把握しておくことで、住宅を長く安心して維持しやすくなります。

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