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外壁塗装のシーラーとは?塗らないとどうなる?プライマー・フィラーとの違いと役割をわかりやすく解説

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外壁塗装のシーラーとは?塗らないとどうなる?プライマー・フィラーとの違いと役割をわかりやすく解説

この記事を書いた人

KJリードコラム編集部

KJリードは、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。

外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。

外壁塗装を業者に相談したとき、「シーラーを塗ります」と言われて、「それって何ですか?」と聞きそびれた経験はありませんか?

シーラーは、外壁塗装の仕上がりと耐久性を左右する「下塗り工程」に使われる塗料です。
地味な存在ですが、シーラーを省いたり、種類を誤ったりすると、数年で塗装が剥がれる原因になります

この記事では、シーラーの基本的な役割から種類・選び方・よくある失敗まで、外壁塗装を初めて検討する方にもわかりやすく解説します。

外壁塗装のシーラーとは?

シーラーの意味と語源

シーラー(Sealer)は英語の「seal(封じる・密閉する)」が語源です。
塗装の世界では、外壁の下地と上塗り塗料の間に塗る「下塗り材」のことを指します。

塗装工事は一般的に「下塗り→中塗り→上塗り」の3工程で行われます。
シーラーはこの「下塗り」で使用され、上塗り塗料を直接外壁に塗るための土台づくりをする役割を担います。

目には見えにくい工程ですが、家の外壁を長持ちさせるためには欠かせない存在です。

シーラー・プライマー・フィラーの違い

下塗り材には複数の名称があり、混乱しやすいので整理しておきましょう。

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名称主な役割特徴
シーラー密着性の向上・吸い込み防止粘度が低くサラサラ。下地への浸透力が高い
プライマー密着性の向上シーラーとほぼ同義で使われることが多い。
金属面などに使うケースも
フィラー下地の凸凹補正・ひび割れ補修粘度が高くドロッとしている。
モルタル外壁などに使用

シーラーを塗らないとどうなる?3つのリスク

「下塗りだから省略しても大丈夫そう」と思われがちですが、シーラーを省くと数年後に明確な差が出ます。

しかも厄介なのは、塗った直後は問題が見えないことです。

数年後に「やっておけばよかった」と後悔するケースが多いため、具体的にどんなリスクがあるのか見ていきましょう。

① 塗装が早期に剥がれ、数年で再塗装が必要になる

シーラーを塗らずに仕上げた外壁は、一見きれいに見えます。
しかし、下地と塗料がしっかり密着していないため、時間が経つと塗膜が浮き、剥がれやすくなります。

特に早いケースでは、2〜5年程度で剥がれが発生することもあります。

本来であれば10年前後持つはずの塗装が、半分以下の寿命になるイメージです。

結果として「再塗装が必要になる」「足場代などの費用が再度かかる」など、トータルコストが大きくなります。

② 見た目の仕上がりが不安定になり、劣化が早く見える

外壁は目に見えないレベルで無数の穴があり、そのまま塗装すると塗料がバラバラに吸い込まれます。

その結果、

  • 部分的に色が薄く見える(色ムラ)
  • ツヤが均一に出ない(ツヤ引け)

といった症状が出やすくなります。

塗った直後は気にならなくても、数ヶ月〜数年でムラが目立ってくることが多いです。

せっかく塗り替えたのに、「なんとなく古く見える外壁」になってしまう原因になります。

③ 塗料が無駄に吸い込まれ、結果的にコストが増える

シーラーには、塗料の吸い込みを抑える役割があります。

これを省くと、上塗り塗料がどんどん外壁に吸い込まれてしまい、

  • 規定量より多く塗料を使う
  • 本来の性能が発揮されない

といった状態になります。

結果として、「材料を減らしてコストカットしたつもりが、逆に効率が悪くなる」という本末転倒な状態になります。

シーラーの種類と正しい選び方

シーラーには大きく分けて「水性」と「油性」の2種類があります。
さらに特殊な機能を持つ「機能性シーラー」も存在します。

外壁の状態や素材によって適切なものを選ぶ必要があります。

水性シーラーの特徴と向いているケース

水性シーラーは水で希釈するタイプで、臭いが少なく扱いやすいのが特徴です。
乾燥後は塗膜を形成し、適度な浸透力があります。

向いているケース:

  • 外壁の劣化が比較的軽度な場合
  • 住宅密集地など、臭いへの配慮が必要な場所
  • 環境への負荷を減らしたい場合

油性(溶剤系)シーラーの特徴と向いているケース

油性シーラーはシンナーなどの有機溶剤で希釈するタイプです。
浸透力が非常に高く、劣化が進んだ下地にしっかり浸み込んで補強する力があります。臭いが強いため、施工時の換気や近隣への配慮が必要です。

向いているケース:

  • 外壁の劣化が進んでいる場合
  • チョーキング(手で触ると白い粉が付く状態)がひどい場合
  • 浸透性と補強力を重視する場合

機能性シーラー:素材や状況に応じて選ぶ

特殊な問題を抱える外壁には、対応した機能性シーラーを使います。

カチオンシーラー

塗料の密着力をさらに高めた製品です。「カチオン」とはプラスの電荷を持つ成分のことで、マイナスに帯電しやすいコンクリートやモルタルとの相性が非常に良く、付着性が高まります。

ヤニ止め・アク止めシーラー

木材の油分(ヤニ)や、古壁・珪藻土などから出るアク(灰汁)が上塗り塗料ににじみ出るのを防ぎます。和室の壁を塗り替える際などに使われます。

コンクリート強化シーラー

経年で脆くなったコンクリートやモルタル壁に浸透し、内部から補強する効果があります。表面がボロボロしている外壁に有効です。

アルカリ止めシーラー

新築や補修直後のコンクリート・モルタルには強いアルカリ性があり、塗料を劣化させる原因になります。アルカリ止めシーラーを使うことでこれを防ぎます。

シーラー塗装の施工手順と押さえるべきポイント

シーラーはただ塗ればいいわけではなく、施工手順や塗り方によって仕上がりが大きく変わります。

ここでは、基本の流れと重要なポイントを解説します。

シーラー塗装の基本的な工程

外壁塗装における一般的な流れは以下の通りです。

  1. 高圧洗浄(汚れ・コケ・旧塗膜の除去)
  2. 下地補修(ひび割れ・欠損の補修)
  3. シーラー塗布(下塗り)
  4. 中塗り
  5. 上塗り

この中でも、シーラーは「仕上がりを左右する分岐点」といえる工程です。

塗り方の違い(ローラーと吹き付け)

シーラーの施工方法は主に2種類あります。

ローラー工法

  • 住宅で最も一般的
  • 塗料の飛散が少ない
  • ムラなく塗りやすい

吹き付け工法

  • 施工スピードが早い
  • 細かい部分まで塗れる
  • 周囲への飛散リスクあり

最も重要なのは「塗布量」と「乾燥時間」

シーラー施工で最も重要なのはこの2つです。

塗布量

外壁の吸い込み具合に応じて調整する必要があります。
劣化が進んだ壁では、1回では足りず2回塗りになることもあります。

乾燥時間

シーラーが乾ききる前に上塗りすると、密着不良や膨れの原因になります。
メーカー指定の乾燥時間を守ることが必須です。

外壁塗装のDIYでシーラーは必要?

結論として、DIYでもシーラーは必須です。ただしここで大事なのは、数年後まで持つかどうかです。

外壁塗装は、塗った直後は正直ほとんど差が出ません。DIYでも、見た目だけでいえばきれいに仕上がるケースは多いです。

問題はその先です。

シーラーは、外壁の状態に合わせて

  • 種類(水性・油性・機能性)
  • 塗る回数
  • 塗布量

を調整する必要があります。

例えばこんなケースがあります。

  • 劣化が進んでいるのに水性シーラーを使用 → 浸透不足で剥がれやすくなる
  • 吸い込みが激しいのに1回塗りで終了 → 数年で塗膜が浮く
  • 乾燥不足で上塗り → 膨れや剥離の原因になる

これらはすべて、「塗り方」ではなく「判断ミス」で起きるトラブルです。

そして厄介なのが、施工直後は問題が出ないことです。

見た目はきれいでも、2〜5年ほどで、剥がれ・色ムラ・膨れといった形で差が出てきます。
そうなると結果的に再塗装が必要になり、最初から業者に依頼するより費用が高くなるケースも少なくありません。

一方で、プロは現地の状態を見たうえで

  • 外壁の劣化レベル
  • 素材との相性
  • 必要な下塗り回数

を判断しています。

つまり今きれいにするではなく、できるだけ長く持たせるための施工になっています。

外壁塗装は頻繁にやるものではないからこそ、目先の仕上がりよりも次に塗り替えるまでの年数で考えることが重要です。

まとめ

シーラーは仕上がりでは目立たない工程ですが、外壁塗装の耐久性を大きく左右します。

今回のポイントを整理すると以下の通りです。

  • シーラーは下地と塗料をつなぐ重要な役割を持つ
  • 省略や施工ミスは、剥がれやムラの原因になる
  • 水性・油性・機能性など、状態に応じた使い分けが必要
  • 見た目は同じでも、数年後に大きな差が出る

外壁塗装は「塗った直後のきれいさ」よりも、どれだけ長持ちするかが本当の価値です。

外壁塗装で後悔しないために

外壁塗装は、「まだ大丈夫」と思っている段階が一番コストを抑えられます。

劣化が進むと

  • 補修範囲の拡大
  • 工事内容の増加
  • 費用の上昇

につながるケースが多いです。

外壁は見た目以上に劣化が進んでいることもあるため、自己判断だけでは正確に把握できません。

KJリードでは、現地調査をもとに本当に必要な工事だけをはっきりご提案します。

外壁塗装はやり直しがきかない工事だからこそ、最初の判断が重要です。

まずは無料点検で、今の状態を確認してみてください。

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