外壁は夏の紫外線で劣化する?色あせ・ひび割れ・コーキングへの影響
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KJリードコラム編集部
KJリードは川越市・鶴ヶ島市・坂戸市を中心に、埼玉県内でこれまで2,500件以上の外壁・屋根塗装、屋根工事などの施工に携わってきたリフォーム会社です。
代表はニチハ金属外装施工管理士の認定を取得しており、現場の状況を踏まえた提案を大切にしています。
外壁塗装をはじめ、屋根リフォームなど各種リフォーム工事に対応しており、実際の施工現場での経験をもとに、お住まいの状態や将来を見据えた判断ができるような情報発信を行っています。
夏になると肌の日焼けや紫外線対策を意識する方は多いと思います。
実は毎日屋外で日差しを受けている住宅の外壁も、紫外線によって少しずつ劣化しています。
紫外線は外壁塗装の塗膜を劣化させ、色あせや艶の低下、チョーキングなどを引き起こす原因のひとつです。
さらに塗膜の保護機能が低下した状態を放置すると、ひび割れや塗膜の剥がれ、外壁材への雨水の浸入につながる可能性があります。
サイディングの継ぎ目に使われているコーキングも紫外線の影響を受けるため、外壁と一緒に状態を確認することが大切です。
この記事では夏の紫外線が外壁に与える影響や劣化のサイン、放置するリスク、住まいを長持ちさせるための対策をわかりやすく解説します。
外壁は紫外線によって劣化する
結論からいうと外壁は紫外線によって劣化します。
ただし紫外線を浴びたからといって、すぐに外壁材が割れたり雨漏りしたりするわけではありません。
一般的には、紫外線によって外壁表面の塗膜が徐々に傷み、色あせや艶の低下、チョーキングなどの症状が現れます。
その後、雨や風、気温差、建物の動きなどの影響も重なることで、劣化が進行していきます。
外壁塗装は、住宅の見た目を整えるだけのものではありません。
外壁材の表面に塗膜をつくり、紫外線や雨水から建物を守る役割があります。
その塗膜が劣化すると、外壁材を保護する力も少しずつ低下していくのです。
なぜ紫外線で外壁塗装が劣化するのか

外壁用塗料は主に色をつける「顔料」と、顔料を塗膜としてつなぎ留める「樹脂」などからできています。
塗膜が紫外線や酸素、水分などの影響を受け続けると、塗膜内に劣化を進める因子が発生し、樹脂の結合が徐々に壊れていきます。
樹脂が劣化すると顔料を保持しにくくなり、色の変化やチョーキングなどが起こります。
つまり紫外線による外壁の劣化は、単に「日焼けして色が薄くなる」だけではありません。
外壁を守っている塗膜そのものの性能が低下している可能性があるのです。
夏は紫外線と高温による負担が重なりやすい
紫外線は一年中地表に届いていますが、春から夏にかけて強くなります。
気象庁が公表しているUVインデックスのデータでも、関東周辺では春から数値が上がり、夏に高い状態となる傾向が確認できます。
また夏の外壁は紫外線だけでなく、高温にもさらされます。
日中に外壁の表面温度が上がり、夜間に下がることで膨張と収縮が繰り返されます。
さらに梅雨の湿気や激しい雨、台風などの影響も加わります。
そのため夏の外壁劣化は紫外線だけを原因として考えるのではなく、次のような複数の要因が重なるものと捉えることが重要です。
- 強い紫外線
- 外壁表面の温度上昇
- 昼夜の温度差
- 雨や湿気
- 風や飛来物
- 建物のわずかな動き
紫外線によって現れやすい外壁の劣化症状

紫外線による外壁の劣化は、ある日突然深刻になるものではありません。
初期には色や艶の変化として現れ、塗膜の劣化が進むにつれて、チョーキングやひび割れ、剥がれなどが見られるようになります。
色あせ・変色
色あせは外壁の紫外線劣化で気づきやすい症状のひとつです。
塗料に含まれる顔料や樹脂が紫外線の影響を受けることで、新築時や塗装直後よりも色が薄く見えたり、部分的な色ムラが生じたりします。
特に日差しを受けやすい南面や西面は、北面と比べて色あせが目立つことがあります。
「建物の一面だけ色が違って見える」「以前よりくすんできた」と感じた場合は、塗膜劣化の初期サインかもしれません。
色あせだけで直ちに雨漏りが発生するわけではありませんが、塗膜が劣化し始めている目安になります。
艶の低下
外壁の艶がなくなり、全体的にぼんやりとした印象になるのも劣化症状のひとつです。
艶の低下は色あせより判断しにくい場合がありますが、塗膜表面が紫外線や雨風の影響を受けて変化している可能性があります。
もともと艶消し塗料や三分艶などを使用している住宅もあるため、艶の有無だけで劣化を判断することはできません。
塗装した当初の状態や、日当たりの異なる面と比較して確認しましょう。
チョーキング現象
外壁を手で軽く触ったとき白や外壁色に近い粉が付く症状をチョーキング現象といいます。
白亜化とも呼ばれ、塗膜の樹脂が劣化し、顔料が表面に現れることで発生します。
多少の粉が付くだけで緊急性が高いとは限りませんが、塗膜の保護機能が低下しているサインです。粉がはっきり付着する場合や、色あせ、ひび割れなども同時に見られる場合は、一度専門業者による点検を受けると安心です。
塗膜のひび割れ・剥がれ
劣化が進むと、塗膜の表面に細かなひび割れが生じたり、塗装が浮いて剥がれたりすることがあります。
注意したいのは、外壁のひび割れすべてが紫外線だけで発生するわけではないことです。塗膜や外壁材のひび割れには、経年劣化、乾燥収縮、温度変化、建物の揺れ、下地の状態、施工条件なども関係します。
紫外線は塗膜を劣化させる一因であり、柔軟性や保護機能が低下したところにほかの負担が重なることで、ひび割れが起こりやすくなると考えるのが適切です。
紫外線はコーキングも劣化させる

窯業系サイディングの継ぎ目や窓まわりには、コーキングまたはシーリングと呼ばれるゴム状の材料が使われています。
コーキングには、外壁材の動きを吸収し、継ぎ目から雨水が入るのを防ぐ役割があります。
コーキングも屋外で紫外線や雨、温度変化にさらされるため、時間の経過とともに劣化します。材料を保護する添加剤が紫外線の影響を受けたり、目地の伸縮が繰り返されたりすると、柔軟性が低下してひび割れや剥離が起こりやすくなります。
コーキングに現れる主な劣化サイン
次のような症状が見られる場合は、コーキングが劣化している可能性があります。
- 表面に細かなひびが入っている
- コーキングが痩せてへこんでいる
- 外壁材との間に隙間ができている
- 中央部分が裂けている
- 硬くなり、弾力がなくなっている
- 一部が剥がれたり欠落したりしている
コーキングの状態は、外壁塗装のタイミングを考えるうえでも重要です。
塗膜がきれいに見えても、目地や窓まわりに隙間があれば、そこから雨水が入り込む可能性があります。
紫外線による外壁劣化を放置するとどうなる?
色あせやチョーキングは、すぐに生活へ影響する症状ではないため、そのまま放置されがちです。しかし、劣化した塗膜は自然に元へ戻りません。
外壁の防水性が低下する
塗膜の劣化が進むと、外壁材を雨水から守る機能が低下します。外壁材が水分を吸いやすくなると、乾燥と吸水が繰り返され、反りやひび割れなどにつながる場合があります。
ひび割れや隙間から雨水が浸入する
外壁やコーキングのひび割れ、剥離部分から雨水が入り込むと、外壁材の裏側や下地まで傷む可能性があります。雨水の浸入が長く続けば、雨漏りや内部の腐食につながるおそれもあります。
補修範囲が広がる可能性がある
塗膜の劣化段階であれば、下地を整えて再塗装することで対応できる場合があります。一方、外壁材や下地まで傷んでいると、部分補修や外壁材の張り替えなどが必要になることがあります。
劣化を早めに見つけることは、住宅を守るだけでなく、将来の補修範囲を抑えることにもつながります。
自分でできる外壁のセルフチェック
外壁の状態は地上から目視できる範囲でも確認できます。晴れた日の日中に、建物の各面を一周しながら次の項目をチェックしてみましょう。
- 新築時や塗装直後より色が薄くなっていないか
- 南面や西面だけ色あせていないか
- 外壁を触ると粉が付かないか
- 艶がなくなったり、色ムラが出たりしていないか
- 細かなひび割れや塗膜の剥がれがないか
- コーキングにひび割れ、痩せ、隙間がないか
- 窓まわりや外壁に雨染みがないか
- コケや藻が広がっていないか
高い場所を確認するために、屋根や脚立へ上るのは危険です。見えない部分は無理に確認せず、双眼鏡やカメラのズームを使うか、専門業者へ点検を依頼してください。
外壁を紫外線による劣化から守る方法
紫外線を完全に防ぐことはできませんが、塗料選びや定期的な点検によって、劣化の進行を抑えることは可能です。
耐候性を確認して塗料を選ぶ
外壁塗料を選ぶ際は、価格だけでなく耐候性を確認することが重要です。一般的に、シリコン、フッ素、無機などの樹脂の種類によって耐久性や価格帯が異なります。ただし、同じ種類の塗料でも商品や施工条件によって性能は変わります。
「無機だから必ず長持ちする」「フッ素ならどの住宅にも最適」とは限りません。外壁材との相性、既存塗膜の状態、下塗り材、施工方法まで含めて選びましょう。
ラジカル制御型塗料を検討する
ラジカル制御型塗料は、紫外線などによって塗膜内に発生し、樹脂の劣化を進める因子を抑制するよう設計された塗料です。チョーキングなどの劣化を抑え、塗膜を長持ちさせることが期待できます。
ただし、「ラジカル制御型」は塗料の特徴を示す言葉であり、それだけで耐用年数が決まるわけではありません。製品ごとの仕様や期待耐用年数、メーカーの施工基準を確認することが大切です。
色あせが目立ちにくい色を選ぶ
外壁の色によって、色あせの起こり方や目立ち方は異なります。一般的に、ベージュやグレーなどの落ち着いた色は、極端に鮮やかな色と比べて経年変化や汚れが目立ちにくい傾向があります。
一方、赤や黄色などの鮮やかな色は、顔料の種類によって色あせが目立つことがあります。濃い色は色の変化や艶むらが分かりやすい場合もあります。
ただし、白なら必ず紫外線に強い、黒なら必ず弱いという単純なものではありません。使用する顔料や塗料の性能、日当たり、周辺環境によって変わるため、色見本だけでなく施工事例も確認しましょう。
下地補修と適切な施工を重視する
高耐候の塗料を選んでも、下地処理が不十分では本来の性能を発揮できません。ひび割れやコーキングを適切に補修し、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りを製品仕様に沿って行う必要があります。
見積もりを比較するときは塗料名と金額だけでなく、下地補修の内容、塗装回数、使用量、コーキング工事の方法まで確認しましょう。
定期的に点検する
外壁の劣化速度は、築年数だけでは判断できません。日当たり、風通し、外壁材、塗料、施工状態などによって異なります。
特に、強い西日が当たる面や、日差しと雨を受けやすい場所は、ほかの面より劣化が進むことがあります。年に一度程度、台風シーズンの前後などにセルフチェックを行い、気になる症状があれば専門業者へ相談しましょう。
外壁の色あせやチョーキングがあったら塗り替えが必要?
色あせや軽度のチョーキングが見られたからといって、必ずすぐに全面塗装が必要とは限りません。外壁材の種類や塗膜の状態、ひび割れ、コーキング、防水性などを総合的に確認して判断します。
反対に、見た目が比較的きれいでも、コーキングの剥離や外壁材の反りが進んでいる場合があります。塗り替え時期を築年数だけで決めず、現在の劣化状態を確認することが重要です。
外壁の紫外線劣化に関するよくある質問
紫外線による劣化は南側だけ確認すればよいですか?
南面や西面は日差しを受けやすい傾向がありますが、建物の形状や周辺環境によって条件は変わります。北面では日照が少ない代わりに、湿気によるコケや藻が発生しやすい場合もあります。建物の一面だけでなく、できる範囲で全周を確認しましょう。
外壁の色あせは塗装すれば元に戻りますか?
適切な下地処理をして再塗装すれば、外観を整え、保護機能を回復させることができます。ただし、外壁材自体の反りや大きなひび割れがある場合は、塗装以外の補修が必要になることがあります。
遮熱塗料なら紫外線劣化も防げますか?
遮熱塗料は、主に太陽光のうち近赤外線を反射し、表面温度の上昇を抑える機能を持つ塗料です。遮熱性と耐候性は同じ性能ではありません。紫外線への強さを重視する場合は、遮熱性能だけでなく、塗料の耐候性や製品仕様も確認してください。
コーキングだけ先に補修できますか?
劣化状態によっては、コーキングだけを補修できる場合があります。ただし、外壁塗装も近い時期に必要になると、足場費用などが二重にかかる可能性があります。外壁とコーキングの状態を一緒に確認し、工事時期を検討するのがおすすめです。
まとめ
外壁は紫外線を受け続けることで、色あせ、艶の低下、チョーキング、塗膜のひび割れや剥がれなどが起こりやすくなります。コーキングも紫外線や温度変化、目地の動きによって劣化し、ひび割れや痩せ、剥離などが発生します。
ただし、外壁のひび割れや雨漏りは、紫外線だけで起こるものではありません。雨風、高温、湿気、建物の動き、施工状態など、複数の要因が関係します。
色あせやチョーキングは、住まいが発している初期の劣化サインです。深刻な症状が出てから慌てるのではなく、定期的に外壁とコーキングを確認し、適切な時期に点検やメンテナンスを行いましょう。
KJリードでは、川越市を中心に鶴ヶ島市・坂戸市など埼玉県内の外壁・屋根のご相談を承っています。「外壁の色あせが気になる」「手で触ると白い粉が付く」「コーキングにひびが入っている」など、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。お見積もり・現地調査は無料です。
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塗装工事は塗料よりも「誰が施工するか」で仕上がりと耐久性が変わります。
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